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2018年10月まとめ

2018/10/05、12、27

10月5日はK川に行くが林道は台風のせいでほとんど侵入禁止になっている。わずかに入れる道を進むが倒木が多くて大変だ。結局虫区は最近感染したと思われる未熟なガヤドリタケの仲間が一体のみ。
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Akanthomyces tuberculatus group
Host: Adult of moth. Place: Nagaokakyo. 05 Oct. 2018.


12日は画廊めぐりを兼ねて京都市内に行き、東山を見てきた。一ヶ月経って道は何とか通れるように片付けてあるがやはり倒木が多い。何度となく倒木を跨いだり、くぐったり、避けて大回りしたりして、やっと坪に着いた。しかし虫草の坪だった辺りは大量の倒木で覆われて、何が何だかわからなくなっている。
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Place: Kyoto. 12 Oct. 2018.

それでも幾つかの倒木で朽木生の虫草が見つかった。冬ごもり前のヒメクチキタンポタケと、マユダマタケと、シロサンゴタケのみ。もっとあったのかもしれないが、到達できなかった。
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Ophiocordyceps annullata

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“mayu181012.jpg"
Polycephalomyces sp.
Host: larva of Coleoptera. Place: Kyoto. 12 Oct. 2018.


27日は京都府立植物園のきのこ展に行ったが、そこで出会った知り合い5、6人でミヤマタンポタケの坪に行った。思いがけずウメムラセミタケも出て、なかなか充実した観察会だった。ミヤマタンポタケはかなり広範囲に出ていてそれぞれ幾つかは見つけていたようだ。中に黒っぽいものがあって別種かと思われたが、よくみると老成したミヤマタンポタケだった。私はいつも未熟な頃に探しに行くので、老成したものはあまり見ていないのだ。
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“miyatan181027b.jpg"
Tolypocladium intermedium f. michinokuense
Host: Elaphomyces sp. Place: Kyoto. 12 Oct. 2018.

  1. 2018/12/22(土) 00:03:42|
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追培記録

2018/09/07、22、10/03

かなり遅くなってしまったが、9月3日に福井県で採集したクサギムシタケと9月7日に関東から送っていただいたスズキセミタケ?の追培記録を書いておく。
まずクサギムシタケの方だが、最初に出ていたストローマはその後あまり成長せず、子嚢殻もあまり発達しなかったが、新しいストローマがいくつか伸びてきて、22日には内2本がかなり成長していた。
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“kusagi180922b.jpg"
Cordyceps hepialidycola
Host: Larva of Lepidoptera. 22 Sep. 2018.

10月3日には子嚢殻もでき始めていたが、ダニが発生しており、これ以上の成長が見込めないと思われたので、止む無く固定して検鏡することにした。
“kusagi181003a.jpg"

“kusagi181003b.jpg"
Cordyceps hepialidycola
Host: Larva of Lepidoptera.  03 Oct. 2018.

子嚢殻の方は充分に成長しておらず、子嚢胞子は見られなかったが、宿主の体表から出ていた白い綿状の塊を検鏡すると、アナモルフの分生子形成細胞と分生子が見られた。やはりBeauveria型のようだ。
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conidiogenous cells and conidia of Cordyceps hepialidycola

9月7日に関東の広尾山荘さんからセミノハリセンボンの有性時代を送っていただいた。かなりストローマが発達しており、アナモルフのハリセンボンはほとんど見えず、すぐにでも子嚢殻ができそうな感じだった。
“suzuki180907.jpg"
Purpureocillium takamizusanense
Host: Adult of cicada. 07 Sep. 2018.

しかししばらくたっても子嚢殻はできず、かえってアナモルフのハリセンボンに覆われるようになった。そのうちダニが発生して全体が黒ずんできたので、やむなく固定した。
“suzuki180922.jpg"
Purpureocillium takamizusanense
Host: Adult of cicada. 22 Sep. 2018.
  1. 2018/11/09(金) 16:09:56|
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台風21号の爪痕

2018/09/26、27、10/02

9月4日に上陸した台風21号は近畿地方を直撃し、京都周辺も大きな被害を受けた。風の強さではこれまでの人生で最強と感じたし、その後あちこちの山に入ってみて被害の大きさに唖然とした。
直後はとても出かける気になれなかったが、26日に京都市内に出るついでにミヤマタンポタケの坪を調べることにした。ここは市街地ということもあり、倒木はある程度片付けられていて歩くのに不便はなかった。
いつものように倒木の周りを探す。まず見つかったのがシュイロクチキタンポタケ。昨年は一本の倒木からたくさん出ていたが、今年は一体だけだ。
“syuiro180926.jpg"
Ophiocordyceps sp.
Host: Larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 26 Sep. 2018.


周辺の落葉層をめくると、すぐにミヤマタンポタケが見つかった。範囲を拡げると更にいくつも見つかったが、大半は子嚢殻もできていない未熟個体だった。腐朽が進んでグズグズになった木から出ているので、一見して菌生虫草には見えない。
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“miyatan180926a.jpg"

“miyatan180926c.jpg"
Tolypocladium intermedium f. michinokuense
Host: Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 26 Sep. 2018.


このあと、もう一箇所行く予定だったが、雨が本降りになったので断念した。

27日は宇治へ。いつもの谷に入る道の入り口に遮蔽物が置かれていたが、特に通行禁止の表示もなかったので入ってみることにした。最初は普通に通れたが、途中からかなりの大木が根こそぎ倒れて道を塞いでいる箇所が多くなる。それでも一応通れるように処置はしてあるようで、苦労しながらも進む。途中でクモ生虫草を2体見つけた。一体は所属不明の未熟個体。もう一体はやや未熟なギベルラ。
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“gibe180927.jpg"
Gibellula sp.
Host: Spider Place:Uji. 27 Sep. 2018.


更にガヤドリタケの仲間も見つかった。
“ga180927.jpg"
Akanthomyces tuberculatus group
Host: Moth Place:Uji. 27 Sep. 2018.


目的のイモムシタケはみつからなかったが、虫草以外のきのこは爆発的に発生していた。

10月2日は自転車で京都市西部の谷に出かけた。ここも杉の大木が何十本も倒れている場所がいくつもあり、広い道は片付けられていたが、細い山道では手をつけられていない。
なんとか倒木を乗り越えたり潜ったりしながら進んだが、前回みつけておいた気生虫草は木ごとなくなっていた。ジムシヤドリタケの坪はなんとか無事のようだったが、オオセミタケの坪の辺りは倒木が折り重なっていた。
見つかったのはタイワンアリタケだったが、この種は低い場所の葉裏に付くので、あまり風の影響を受けなかったのだろう。かなりの数が見つかったし、大半が結実していた。
“ari181002.jpg"
Ophiocordyceps ootakii
Host: Ant Place:Kyoto. 02 Oct. 2018.


他にはハスノミクモタケが2体、これらも低い位置の葉裏で見つかった。一体は完熟、もう一体は未熟。完熟の方を持ち帰った。
“hasu181002a.jpg"

“hasu181002b.jpg"
Hevansia nelumboides
Host: Spider Place:Kyoto. 02 Oct. 2018.


持ち帰ったハスノミクモタケの結実部。
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head of Hevansia nelumboides

子嚢殻
“hasusinoukaku.jpg"
perithecia of Hevansia nelumboides

子嚢
“hasusinou.jpg"
asci of Hevansia nelumboides

分生子形成細胞と分生子
“hasuanamorph.jpg"
conidiogenous cells and conidia of Hevansia nelumboides
  1. 2018/10/06(土) 11:23:01|
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