春虫草3

2017/5/01、05

1日はK川へ。アブ谷のいつもの坪で気生虫草を探すが特に成果は無し。ふと河原に落ちた葉を見ると、カゴノキと思われる葉裏にアスケルソニアの仲間が付いているのが見えた。ここでは以前にも地面に落ちたアカメガシワの葉裏に付いたモエレリエラの仲間を見つけている。有性時代と無性時代の違いはあれ、同種と思われる。宿主も同じでヤスマツコナジラミのようだ。一応アスケルソニア・プラセンタとしておく。
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Aschersonia placenta
Host:whitefly Place:Kyoto. 01 May. 2017.


地面に落ちた葉を調べながら山道まで上り、さらに辺りの落ち葉を調べるうちに、ハナヤスリタケの坪に行き当たってしまった。以前の坪が里山再生事業の犠牲に会って消滅してから、K川流域でこの種を見るのは本当に久しぶりだ。数えてみると20体以上発生していて、かなりの規模の坪だ。
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Tolypocladium ophioglossoides
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 01 May. 2017.


5日は自転車で大阪府の高槻市に遠征。半ばサイクリングが目的だが、一応オオセミタケが目的だ。以前は非常に多く出ていたが、年々少なくなっているような気がする。今回は7体を確認したが、ていねいに探せばもっとみつかっただろう。
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Ophiocordyceps heteropoda
Host:Nymph of cicada Place:Takatsuki. 05 May. 2017.

  1. 2017/05/24(水) 20:29:07|
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2017年4月まとめ

2017/04/05、19、24、29

意外なところで菌生虫草の坪が見つかったが、タンポタケだけは最初の一本以外に見ていない。5日は以前K川で大量に発生していた辺りを再調査してみることにして出かけた。
昨年はこの時期にもうサナギタケが発生していたが、今年は全体的に発生が遅いようだ。
以前発生していた場所には何も出ていなかったが、発生しやすい樹種と地形について少し経験を積んだので、それを頼りに周囲を探してみた。
しばらく探すとこちらの想定通りの場所にタンポタケが見つかった。周りを調べるとなんと10体以上出ている。一部はイノシシに掘り起こされたのか、宿主のツチダンゴが露出している。それを含めて数体だけ持ち帰った。
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Tolypocladium capitatum
Host:Elaphomyces sp. Place:Nagaokakyo. 05 Apr. 2017.


19日は自転車で京都市まで遠征。山のオオセミタケを見に行った。
いつも出ている杉林を探すと、すぐに何体か見つかった。もう充分大きくなっているが、まだ胞子を放出してはいないようだ。結局みつかったのは全部で14体。
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Ophiocordyceps heteropoda
Host:Nymph of cicada Place:Kyoto. 19 Apr. 2017.


24日は菌友のM井さんにシャグマアミガサタケの坪を案内することになり、京都市内に出かけた。3月末に下見に行った時には影もなかったので心配していたが、今年もシャグマは5、6本、ちゃんと出てくれていた。帰り道でM井さんが菌生虫草を見つけた。すっかり萎びてしまっていたが、タンポタケのようだ。4、5体がかたまって出ていた。この場所では初めてだ。
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Tolypocladium capitatum
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 24 Apr. 2017.


29日はK川へ。例年ならとっくにサナギタケが発生しているはずだが、今年はまだ1体も見ていない。今回はキャンプ場がわから入って、上流を調べた。以前はちゃんとした山道があったのだが、度重なる大雨で斜面が崩れ、ほとんど消失している。木の根につかまりながら進むと、ようやく1体だけサナギタケが見つかった。もちろん未熟だ。周りを探しても他には1体も見つからない。正に今年最初の1体というわけだ。
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Cordyceps militaris
Host:larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 29 Apr. 2017.
  1. 2017/05/02(火) 11:59:53|
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春虫草2

2017/3/23、29、30

23日は京都市内に知人の展覧会を見に行くついでに、またもオオセミタケの坪を覗いてみた。
まだ完熟ではないがかなり伸びてきており、数も27体と増えてきている。
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Ophiocordyceps heteropoda
Host:Nymph of cicada Place:Kyoto. 23 Mar. 2017.


その後さらに別の場所に向かい、菌生虫草を探した。ここはまだ私自身は見つけたことが無いが、かなり以前にハナヤスリタケが見つかったという記録がある。
クヌギやシイ等の大木が多数生えているが、ここにもナラ枯れが及んでいるように見える。かなり探した後、斜面に生えたシイの大木の根の間に黒い頭が見えた。ヌメリタンポタケだ。周囲を探すとさらに2体が見つかったが、他には出ていない。同じ種類の木の周りを次々に調べていくと、少し離れた場所でまとまって出ているのがみつかった。結局ヌメリタンポタケは全部で9体。
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Tolypocladium longisegmentum
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 23 Mar. 2017.


帰り際に同じ種類の木を調べながら歩いていると、今度はハナヤスリタケが1体、見つかった。かなり大きいが、周りを調べても他には見つからなかった。この1体は持ち帰った。
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Tolypocladium ophioglossoides
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 23 Mar. 2017.


持ち帰ったハナヤスリタケ
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Tolypocladium ophioglossoides
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 23 Mar. 2017.


久しぶりに検鏡。子嚢胞子。
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ascospores of Tolypocladium ophioglossoides

こちらは折れていたので拾ってきたヌメリタンポタケの頭部から出た子嚢胞子。両端の小さな二次胞子が1対だけの9分裂型。京都東山産はこのタイプだ。
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ascospores of Tolypocladium longisegmentum

菌友のO江さんがSNSのメッセージでハナヤスリタケらしき菌生虫草の坪を教えてくれたので行ってみたが、文章だけではなかなか正確な場所がわからない。何度か訊き直して、最後は付近の写真まで送ってもらって、やっとのことで見つかった。
途中、落葉の下に掘り返されたような跡を見つけ、先行者に全て採り尽くされたのかと嘆く場面もあったが、後にこれは勘違いとわかった。
これは29日に見つけたヌメリタンポタケ。最終的にわかった場所から20m以上離れていた。
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Tolypocladium longisegmentum
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto pref. 29 Mar. 2017.


結局みつかったハナヤスリタケの坪。
かなりの数が出ていたが、予想よりも小さかったこと、木から少し離れていたことなどもあり、なかなか見つからなかった。
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Tolypocladium ophioglossoides
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto pref. 30 Mar. 2017.


持ち帰ったハナヤスリタケ
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Tolypocladium ophioglossoides
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto pref. 30 Mar. 2017.


子嚢胞子
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ascospores of Tolypocladium ophioglossoides
  1. 2017/04/01(土) 15:02:32|
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