林道整備工事

2005/12/13

相変わらず寒さが続いていて外に出るのがおっくうだ。午前中にK川に出かけるつもりが午過ぎになった。林道整備工事の看板が出ている。P山に向かう道にキャタピラの跡が残っている。重機が入ったのだろう。心配していた通り、クサナギヒメタンポタケの坪辺りがごっそり削り取られている。まさに跡形も無いという感じだ。

DSCN6298.jpg
クサナギは極稀種とされておりここは西日本でも珍しい安定坪だったのだが残念なことだ。もっとも、この場所にそんな貴重な種が生えることを知っているのは私ぐらいなものだろうから、非難の持って行きようがない。この山のどこかに生き残っていてくれることを願う他はない。

ショックのあまり虫草を探す気力が失せてしまったが、少しだけ川に降りてみた。二次寄生菌に冒されたクモ虫草の残骸が、かなりたくさん見つかった。感じの違うものをいくつか持ち帰った。

kumo51213a.jpg
1. 細い分生子柄束を幾つも出しているもの。

kumo51213b.jpg
2. 小さなツブツブのような突起に覆われているもの。

kumo51213c.jpg
3. 元はクモノエツキツブタケだったものが粉状のものに覆われているもの。

検鏡結果は次の通り。

kumo51213a2.jpg
1. 分生子柄束は樹枝状になっており、フィアライドもよく発達している。

kumo51213a1.jpg
分生子はお馴染みの紡錘形。

kumo51213b1.jpg
2. を針でほじくってみるとトルビエラクモタケのものと思われる子嚢果が出て来た。(写真左の茶色の三角形が子嚢果の先端)これも尖ったフィアライドがよく発達している。

kumo51213b2.jpg
分生子は少しはっきりしないが、同じとみていいだろう。

kumo51213c1.jpg
3. も針でほじくってみると未熟な子嚢果がいくつも見られた。全体に綿屑のような菌糸で覆われていてフィアライドはあまり発達していないが、よく探すとやはり同じようなフィアライドと分生子が見えた。

これだけ外見が違っても、同種と見ていいようだ。一応、Paecilomyces sp.

  1. 2005/12/18(日) 17:22:15|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<アリノミジンツブタケ2 | ホーム | 朽木調査>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ignatius.blog3.fc2.com/tb.php/92-1c6808ba