アブタマ

2005/08/24

K川へ。アブの卵に発生する虫草を調べにアブ谷に行く。前回調べたのは一ヶ月前だが、まだ結実しているものは無かった。今回は川に降りてすぐに一体見つかった。しかしまだまだ未熟だったので写真だけ撮ってそのままにする。

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寄主はハマダラナガレアブ。この種は渓流の淀みなど少し深くなった場所で、水面に被さった葉の裏に、集団でびっしりと卵塊を産みつける。

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発生環境はこんな場所。この写真では中央の下側の葉裏に産みつけられている。

前回は親虫がさかんに産卵しているところが見られたが、今回はほとんど成虫は見られず、卵もほとんどが孵化した後の殻が残っている状態だ。この卵塊を白い菌糸で被い、その菌座の上に薄紅色の子嚢果をつけるのがこの虫草だ。

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川を遡りながら葉裏を調べる。多分あるだろうと予想した場所では大抵ナガレアブの卵塊が見つかるが、菌糸に被われたものや未熟なものはいくつか見つかるものの、完熟した虫草は見つからない。もう二週間ほど待たなければならないのかもしれない。

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結局未熟なものを何体か撮影するだけにした。足場の悪い場所で葉に付いたままの小さな虫草を撮影するのは難しく、あまり鮮明に撮れなかった。

abutama6.jpg
他の菌の二次寄生をうけていると思われるものがあったので、これは持ち帰った。

abutama7.jpg
よく見ると小さな子嚢果が見える。二次寄生菌はクモなどでよく見かけるPaecilomyces属の菌だろう。
  1. 2005/08/24(水) 22:34:35|
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