2005/07/096月27日に東京の広尾山荘さん(中島さん)から送っていただいた
オサムシタンポタケだが、追培を失敗して黴びさせてしまった。水気を与え過ぎたのと、外出中に温度が上がり過ぎたせいだろう。冷蔵庫の野菜室に入れておけばいいのだが、うちの冷蔵庫は野菜室がない。

カビを洗い落して子嚢果をほじくり出し検鏡してみた。いくつか見てみたが、ほとんどはわけのわからない物が詰まっているだけ。中に子嚢が確認できるものがあった。ほとんどの子嚢は蒸れてしまったのか胞子が入っていない。幸い充分に成熟した胞子が入った子嚢がいくつか見つかった。二次胞子の大きさはほぼ図鑑のデータ通りだ。


いっしょに送られてきたセミ成虫生の不明種(寄主はニイニイゼミ)も検鏡してみた。

フィアライドの形を見ると
Metarhiziumのようだ。
Metarhiziumといってもこの前のムカデ生のものとは外観も分生子の大きさもかなり違い、どうやら別種のようだ。まだもう少し成長しそうな感じだ。
- 2005/07/10(日) 17:14:58|
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