2010虫草祭1

2010/08/27、28

今年の虫草祭は山形県高畠町で行われた。26日到着。27日は朝からぶれさんことS田さんの案内で山に入った。見るからに虫草が出そうな森林がそこかしこに拡がっている。目的地に着くまでの山道を、道沿いの葉をひっくり返しながら進む。途中ササの葉裏にクモ生虫草が付いているのを発見。一見してセミノハリセンボンのように見える。
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Unknown anamorph
Host:spider. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


帰宅後検鏡したところ、セミノハリセンボンとは全く違うことがわかった。分生子形成細胞の形からして、Akanthomycesのようだ。
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conidiogenous cells of Unknown anamorph (Akanthomyceslike.)

分生子
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conidia of Unknown anamorph

途中のササの葉裏からは他にもギベルラの仲間が見つかった。坪に着いて散開。S田さんのアドバイスに従って水の枯れた川床を調べる。しばらく探すと鮮やかな黄色のトビシマセミタケが見つかった。木の根が縦横に伸びていてなかなかうまく掘れない。それでも意外に短かったのであまり時間をかけずにすんだ。
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Cordyceps ramosopulvinata
Host:nymph of cicada. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


帰宅後洗浄したもの。アブラゼミタケとよく似ているが、結実部のツブツブの密度がかなり高いようだ。寄主の種類は触角が失われているので確定できないが、色や大きさからしてエゾゼミと思われる。検鏡もしたが未熟だったので子嚢胞子は見られなかった。
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Cordyceps ramosopulvinata
Host:nymph of cicada. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


同じ川床をもう少し上流に進んだところでもう一体見つかった。こちらは同じトビシマセミタケでもアナモルフのようだ。これも掘る。
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Anamorph of Cordyceps ramosopulvinata
Host:nymph of cicada. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


これも帰宅後洗浄。寄主の種類は色や大きさと触角の形からヒグラシと思われる。つまり同じような環境で二種類のセミから出ていることになる。
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Anamorph of Cordyceps ramosopulvinata
Host:nymph of cicada. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


その後場所を変えて林床を調べる。落葉の間から数本の黄色いストローマが覗いている。落葉ごと採ってみるとどうやらイラガの硬繭から出ているようだ。ヒメサナギタケに似てヌンチャク型の胞子をもつ種類のようだ。普通はこんなに黄色くはないのだが、同じ種類と思われるものを近くで何人かが採っていたのを見せてもらうともっと朱色がかっていた。まあ個体差の範囲だろう。
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Cordyceps ninchukispora
Host:cocoon of Lepidoptera. Place:Takahata. 27 Aug. 2010


帰宅後検鏡したがやや未熟で子嚢胞子の自然放出はなかった。子嚢殻はきれいに見えた。
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perithecia of Cordyceps ninchukispora

子嚢もやや未熟のようだが明らかに中央部が細くなってヌンチャク型になっている。。
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asci of Cordyceps ninchukispora

以下《2010虫草祭2》に続く。
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