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2010/04/01アートフェアに出品するので東京に行った。15時30分までに有楽町に着けばいいので、途中で新横浜で降りて昨年11月18日に行った某所を調べてみることにした。電車の乗り継ぎがうまくいったので10時半頃には目的地に着いた。昨年カイガラムシ生の不明種を見つけたあたりのタケ(昨年はササと書いたがどうやらメダケの仲間の細いタケのようだ。)の葉裏を調べてみると、やはり小さなツブツブが付いている。ただ、季節はずれなのか干涸びたものばかりだ。虫草が付いた葉を5、6枚採集した。
その後かなり広い範囲を歩き廻って調べたが、同じ種類のタケはあちこちに見つかるのに虫草が付いているものは見つからなかった。
東京から帰ってから採集してきた虫草を調べてみた。

Torrubiella sp.
Host:scale insect Place:Yokohama. 01 Apr. 2010既知のカイガラムシ生種で子嚢殻がこのようなオレンジ色になる種はない。干涸びているので昨年のものより赤味が強いようだ。子嚢殻は未発達で、未熟なまま干涸びたように見える。明らかに
Conoideocreaella tenuisとは違う。タイの虫草図鑑に載っている
torrubiella siamensisに非常によく似ている。タケの葉裏に付くという点でも同じだ。ただ、今回も胞子を確認できなかったので、結論を出すのはまだまだ早い。
寄主と思われるカイガラムシ。アオキシロカイガラムシかその近縁種のようだ。不明虫草と同じ葉に付いていたが、これが寄主かどうかはわからない。もっと小さなカイガラムシがたくさん付いていて、そこから虫草が出ているようにも見えるが、同じ種類の弱齢個体かもしれない。
Host?:scale insect Place:Yokohama. 01 Apr. 2010これも同じタケの葉に付いていたもの。オレンジ色ではないが、おそらく同じ種類。完熟後の古い個体が干涸びたものだろう。

Torrubiella sp.
Host:scale insect Place:Yokohama. 01 Apr. 2010このような葉裏に付くカイガラムシ生のトルビエラは年中見られることが多いが、胞子を出す時期を掴むのが難しい。また別の季節に調べる必要があるだろう。
- 2010/04/07(水) 20:42:23|
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