コロモコメツキムシタケを探して

2005/04/1

K川へ。昨日で狩猟や工事は終わっているはずなので安心してでかけた。今日の目的はコロモコメツキムシタケだ。この種が完熟するのは5月から6月なのだが、その頃には地面と同じような色になってしまって見つけにくいのだ。未熟な時は薄紫色で見つけやすい。昨年は3月中頃に4~5cmになっていたので、今頃はもう出ているはずだ。昨年出ていた辺りを探すがみつからない。そのうち萎れたきのこの残骸のようなものをみつけたので周りの土を掻き分けると、繭のようなものが出て来た。ルーペで見ると子嚢果がつている。サナギタケの仲間のようだが見たことない種類だ。持ち帰って調べることにする。
さらに進んで前回菌生虫草をみつけた場所に行く。工事が終わって道が広くなっている。斜面を削って拡げたのだが、この辺りの斜面にもサナギタケなどが出ていたのだ。それよりも車が通れるぐらい広くなってしまったことが問題だ。数年後にはこの辺りの虫草は激減するかもしれない。ハナヤスリタケはあれから新しく出たのは1本だけのようで、タンポタケもあまり出ていない。2月21日に来た時に菌がまわっていそうなコメツキムシの幼虫の死骸を埋めたところを見てみたが何も出ていない。勘がはずれたかな?と思いつつ掘り返してみると幼虫が出て来た。見るとやはり虫草が出ている。

koromo1s.jpg

いろいろな状況から考えて、やはりコロモコメツキムシタケだろう。本来なら土の中にあるはずなので、この状態のコロモコメツキムシタケを見る機会はまず無いだろう。写真を撮ってから埋め戻す。二週間もすればかなり伸びているだろう。

humeisana1s.jpg

持ち帰った不明虫草はかなり傷んでいた。あの辺りはサナギタケがたくさん出る場所なので、傷んだサナギタケの可能性も考えたが、あの辺りで繭から出たサナギタケは見たことがない。時季も早すぎる。何より見かけが違う。

humeisana2s.jpg

見かけはトサカイモムシタケに似ているが、斜埋生ではないのでこれも違う。検鏡してみたが、古過ぎるようで、子嚢果はからっぽだった。

humeisana3s.jpg

子嚢殻の大きさはサナギタケより遥かに小さい。(左がサナギタケ)
  1. 2005/04/01(金) 18:14:43|
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