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ウメムラセミタケの寄生菌

2009/10/11

個展がせまってきたのでずっと閉じ籠って制作している。あまりに天気がよいので、運動がてら久しぶりにK川に出かけた。台風があったので折れた枝や葉で地面が埋め尽くされている。ダム湖上流の合流点から流れを遡る。
少し行ったところでシャクトリムシハリセンボンを見つけた。毎年4、5体は見つかる種類だが、今年は遠征が多くてK川を調べる回数が少ないせいか、まだ一体目だ。季節はずれなのですっかり干涸びている。
syaha91011.jpg
cordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyou. 11 Oct. 2009


さらに進んでいつもの坪へ。斜面を調べると怪し気なものが出ていた。どうやら何かの虫草に別の菌が重複寄生したものらしいが、今までに見た事のないものだ。
ume91011c.jpg

セミ生と見当をつけて掘ってみた。木の根の側だが以外に掘り易く、しばらくすると小さなセミの幼虫が現れた。どうやらウメムラセミタケのようだ。持ち帰って調べることにする。
他には葉裏の小型のクモ虫草がいくつか見つかったが撮影も採集もせず。ハナサナギタケがかなり出ていたがこれも放置した。

持ち帰ったウメムラセミタケ上の重複寄生菌
ume91011a.jpg

ume91011b.jpg

ume91011g.jpg

ume91011d.jpg
unknown anamorph fungi on Elaphocordyceps paradoxa
Host:nymph of cicada Place:Nagaokakyou. 11 Oct. 2009


次は検鏡。まずウメムラセミタケだということを確認するために、重複寄生菌の下の子嚢殻を取り出してみた。
ume91011j.jpg
perithecia of Elaphocordyceps paradoxa

子嚢殻をつぶしてみると多数の二次胞子が確認できた。ウメムラセミタケとして間違いなさそうだ。
ume91011i.jpg
secondary spores of Elaphocordyceps paradoxa

次に重複寄生菌の方を検鏡した。短いが明瞭な分生子柄束を持っている。
ume91011h.jpg
synnema of unknown anamorph

分生子形成細胞
ume91011e.jpg
conidiogenous cells of unknown anamorph

分生子
ume91011f.jpg
conidia of unknown anamorph

分生子形成細胞が突き錐形をしているところからHirsutella か、或いはそれが密集しているところからPolycephalomycesといったところか?似たような重複寄生菌は何度か見た事がある。
  1. 2009/10/12(月) 22:04:10|
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