17年振り

2009/08/30

高槻のS根さんにクズノイモムシツブタケ(仮)の坪を案内してもらえることになり、O沢さん、T村さん、K山さん御夫妻と一緒に茨木市某所に出かけた。この種はクズの根に穿孔するコウモリガの幼虫から出る大型の虫草で、DNA解析によるとオオトウチュウカソウやボクトウガオオハリタケの近縁の別種ということだ。
案内された場所は道路から少し入ったところにある雑木林で、石ころだらけの斜面に太いクズが何本も這っている。そのクズの根元から鹿角状に枝分かれした虫草のストローマが何本も出ているのだ。
kuzu90830d.jpg

朽ちかけた樹皮をめくってみると7~8cmもあるような大型のイモムシが顕われた。
kuzu90830a.jpg

kuzu90830f.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Ibaragi. 30 Aug. 2009


周りを探すと他にも数体みつかった。
kuzu90830b.jpg

kuzu90830c.jpg

kuzu90830e.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Ibaragi. 30 Aug. 2009


S根さんはもう何体も採集しているというので、他のメンバーで分けて一体づつ持ち帰った。他にも未熟な朽木生種がいくつかあったが、今回は目もくれなかった。

持ち帰ったクズノイモムシツブタケ。
kuzu90830g.jpg

kuzu90830h.jpg

kuzu90830e.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:ibaragi. 30 Aug. 2009


一応検鏡したがまだ未熟で、胞子はできていなかった。追培中。

私は1992年に長岡京市でツバキの根元に穿孔した大型のイモムシから出た未熟の不明虫草を見つけているが、色々なことから考えてあれはどうやらこのクズノイモムシツブタケだったようだ。17年振りに素性が判明したわけだ。
kuzu9207xx.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Ngaokakyo. jul. 1992

  1. 2009/09/01(火) 15:34:24|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<南丹遠征3 | ホーム | 真夏2>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ignatius.blog3.fc2.com/tb.php/275-258476de