ハナヤスリタケとタンポタケ2

2005/03/22

昨日採って来たハナヤスリタケタンポタケを検鏡してみることにした。その前にまず、断面を撮影。

hanayasuri9s.jpg

ハナヤスリタケのほうは断面も黄色い。

tanpo4s.jpg

タンポタケは真っ白。

tanpo5s.jpg

タンポタケの子嚢と二次胞子。子嚢が非常に長い。やはりタンポタケCordyceps capitataのようだ。ハナヤスリタケも見たが子嚢が未熟で二次胞子ができていない。もう少し追培が必要だ。

K寺から採って来たヌメリタンポタケもついでに見てみて驚いた。タンポタケと同じなのだ。あわててこの前撮った画像を見る。

numetan12bs.jpg

なんと右端のはタンポタケではないか。近くに出ていたので気付かなかったが、K寺には両方出るのだ。
(尚、この画像はこのブログのヌメリタンポタケ2に出ている画像と同じものだが、色合いが違う。前のは夕方近くに撮ったので青味がかっている。今回のはPhtoshopElementuの「カラーバランス」というコマンドで修正したのだ。この機能に気づいたのは数日前だが、とても便利な機能だ。ホワイトバランスを取り忘れた検鏡写真もワンタッチで補正できる。)

寄主のツチダンゴを比べてみた。

tutidango1s.jpg

上がハナヤスリタケ、下がタンポタケの寄主だ。ツチダンゴのことはよくわからないが、かなり見かけが違う。

tutidango3s.jpg

上のほうの胞子、白っぽい。

tutidango2s.jpg

下のほうの胞子、色が濃い。
別種だろうか?
  1. 2005/03/22(火) 13:25:39|
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  4. コメント:2
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コメント

土団子

上は断面壁に網目が見られるので、多分ワナクラツチダンゴ(E.muricatus f. muricatus)かアミメツチダンゴ(E.muricatus f. variegatus)と思います。違いは昔は色々言われていましたが、網目の部分の菌糸に褐色の色素顆粒の有無位のようです。顆粒は見たことがありませんし、どうも同じ種のような気がしています。したがってワナクラツチダンゴの可能性が高いと思います。下はツチダンゴ(E.granulatus)のようです。胞子の色の違いは成熟の度合いを表しています。
タンポタケの仲間は病原性が強いようで、寄生された場合胞子形成はかなり抑制される傾向です。ハナヤスリタケはそれほどでない事が多いです。
  1. 2005/03/22(火) 18:05:44 |
  2. URL |
  3. トリフィ #-
  4. [ 編集]

トリフィさん

さっそくありがとうございます。当てにしていました。やはりワナクラツチダンゴでしたか?というのは京都のキノコ図鑑に、ハナヤスリタケの寄主はワナグラツチダンゴと書いてあるからですが。それにしても同じ場所に2種のツチダンゴがあるのに、きちんと選び分けているのが不思議ですね。他の地方では普通のツチダンゴにも付くようですから。やはり系統があるのでしょうね。
京都のキノコ図鑑は、図版といい解説といい全くそのままのものが実際に見つかるので重宝しています。
  1. 2005/03/22(火) 22:56:51 |
  2. URL |
  3. ignatius #ysthiAkw
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