ハナヤスリタケとタンポタケ

2005/03/21

春分の日。普段なら祝祭日は出かけないのだが、暖かいのでK川に行く。イノシシ駆除の人も祝祭日は遠慮するだろうとの考えもある。今日の目的は前回見つけられなかったタンポタケの仲間だ。いくらなんでももう出ているだろうと合流点に着くと、なんと道路工事中の看板が。行ける所まで行ってみることにして山道を進むと向こうにショベルカーの姿が見える。ここまでかと思ったが、何の音もしていない。どうやら今日は休みのようだ。目的地に着いてさっそく調べるが、去年たくさん出ていた場所にも一本もみつからない。前回一本だけ出ていた場所を中心に丹念に調べると、新しいのが一本見つかった。

tanpo2s.jpg

さらに進むともう一本。そしてその近くに5、6本みつかった。

hanayasuri4s.jpg

みつかったのはいいが、なんだか形が変だ。どうも細長くてゆがんだ感じがする。1本ぐらい変な形のものがあったって不思議ではないのだが、最初の2本以外、全部そうなのだ。どうやら別の種類が混じっているらしい。

hanayasuri1s.jpg


hanayasuri3s.jpg


撮影した後慎重に掘り出してみるとヒゲ根のような物が見える。寄主のツチダンゴは少し離れた場所でみつかった。この山で初めて見るハナヤスリタケだ。普通種とされているが、毎年探してもこれまでみつからなかったものだ。数体掘り出して持ち帰ることにした。タンポタケのほうも2体持ち帰った。
帰り道で同じような場所を調べたが、タンポタケのほうはみつかったがハナヤスリタケのほうはみつからなかった。

hanayasuri5s.jpg

ハナヤスリタケCordyceps ophioglossoides

hanayasuri7s.jpg

頭部の拡大

tanpo3s.jpg

タンポタケの仲間。おそらくタンポタケCordyceps capitata

  1. 2005/03/21(月) 18:36:11|
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  4. コメント:3
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コメント

ハナヤスリタケとタンポタケ

最近気乗りがせず、炬燵に籠っています。
今日、勇を鼓して昨年末、タンポタケのミイラがあった生駒の山に行って見ました。やはりと言おうか、姿はありませんでした。
ハナヤスリタケやタンポタケの発生の時期は発生の時期は、系統ごとに違うのでしょうかネ。春、秋、(冬?)場所によって違うような・・・。
画像のハナヤスリタケ、根の部分が黄色っぽいですが、普通は朱色です。
胞子など如何ですか。
ところで、ハナヤスリタケに最初の名前はタマヤドリタケといいましたが、いつの頃からか名が変わりました。
  1. 2005/03/21(月) 20:08:37 |
  2. URL |
  3. トリフィ #-
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トリフィさん

『京都のキノコ図鑑』にはハナヤスリタケは3月~5月上旬、シイ林に発生とあります。地中部は黄色とありますが、朱色とは一言も書いてありません。やはり系統があるのでしょうか?この本に近くの大山崎で出ると書いてあったので、毎年春は狙っていたのです。
今日は花粉を吸い過ぎて検鏡する元気がないので、多分2、3日中にまとめて検鏡してアップすることになると思います。

ところで話は変わりますが、トリフィさんはもしかして台湾の虫草図鑑を持っておられませんでしたか?もしお持ちなら、このブログの『カイガラムシ生不明種』のところにトラックバックしているH.Saitoさんのページに飛んで、御意見をお聞かせください。こちらで出ているカイガラムシ生不明種が台湾産のものと似ているようなのです。検鏡結果はピタリと一致するのですが・・
  1. 2005/03/21(月) 23:34:33 |
  2. URL |
  3. ignatius #ysthiAkw
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黄色い根

韓国の虫草図鑑を見ていて、ハナヤスリタケの根が黄色く、不思議だなと思っていました。昨年の今頃、香川で採集したものは朱色だったような。
台湾の虫草図鑑は持っているはずなのですが、家が広すぎて(?)どこかに隠れています。捜してみます。
  1. 2005/03/22(火) 17:50:15 |
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  3. トリフィ #-
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