久しぶりの観察会

2008/11/02

京都の虫草仲間で久々の観察会を開いた。この種の観察会に参加するのは数年振りだ。参加者はO沢先生、K山さん御夫妻、T村さん、新参加の大学院生Aさん、それに私。京都の西南部を何ケ所か見て廻る予定だ。
最初の坪、城陽市の某所に集合して早速探索開始。この坪は2002年に一度だけ来た事があるがあるが、サナギタケを始め虫草密度が非常に濃い場所だったと記憶する。しかしこの日は時季が遅過ぎたこともあってさっぱり。ハナサナギタケコナサナギタケは見つかるのだが、完全型はなかなか見つからない。
そのうちAさんがサナギタケを見つけた。この時季にもかかわらず普通のサナギタケのようだ。
sana81102.jpg
Cordyceps militaris
Host:pupa of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


彼はもう一体見つけたが、こちらは別種のようだ。おそらく胞子がヌンチャク型になるものだろう。
nun81102.jpg
Cordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


私は特に成果もなく、かなりきれいなハナサナギタケがあったのでそれを持ち帰った。
hanasa81102.jpg
Isaria tenuipes
Host:larva of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


次に行ったのは宇治田原町の坪で、前回行った時には川筋の葉裏におびただしいクモ生虫草が付いていたものだが、この日はわずかに数体だけ。それでも西山では見かけないトルビエラ型の不明種が見つかったのだが、これは後の交歓会の時にみんなに見せた後、うっかり回収し忘れて行方不明になってしまった。したがって画像は無し。

最後に行ったのは宇治市のM谷。地元の祭りで入口はごった返しているが谷に入ると閑散としている。ここでのターゲットは冬いちごの葉裏に付くアリ生虫草。他のメンバーは木の根元に付くタイプはよく見ているが、葉裏に付くタイプは初めてのようだ。たくさん見つかったがほとんどは未熟個体で、完熟しているものは数個体だけだった。未熟個体も含めていくつか持ち帰った。
ari81102a.jpg

ari81102b.jpg

ari81102c.jpg
Ophiocordyceps unilateralis
Host:adult of ant. Place:Uji. 02 Nov. 2008


他に葉裏に付くクモ生虫草がいくつか見つかった。
gibe81102.jpg
Gibellula pulchra
Host:spider. Place:Uji. 02 Nov. 2008


その後O先生の博物館で交歓会(宴会?)。それぞれが珍しい採集品を持参してきていてなかなか盛り上がった。貴重な情報も聞けたし、一年に一度ぐらいならこういう会もいいものだと思った。
  1. 2008/11/07(金) 11:41:41|
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