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忙中検鏡

2008/08/26

グループ展直前で制作に追われているのだが、気分転換に気になっている採集品を検鏡してみた。
まず25日に採集したハチの繭生の不完全型虫草。以前にも検鏡しているがあまりうまく撮影できていなかった。
hati80825b.jpg
unknown species
Host:cocoon of wasp. Place:Nagaokakyou. 25 Aug. 2008


シンネマ(分生子柄束)上に分生子形成細胞が柵状に並んでいるので一応Akanthomyces属だと思うが、フィアロ型かどうか確認できないので確実とは言えない。Hymenostilbe属かも。
A_sp80826a.jpg
conidiogenous cells of Akanthomyces sp.?

分生子
A_sp80826b.jpg
conidia of Akanthomyces sp.?

次は19日に採集した不明種だが、掘ろうとした時に寄主の途中でギロチンしてしまい、寄主の一部しか残らなかったものだ。
H_sp80819a.jpg

H_sp80819b.jpg
unknown species
Host:unknown. Place:Nagaokakyou. 19 Aug. 2008


寄主を拡大撮影してみるとどうやら甲虫の成虫の頭部と胸部が一緒になったもののようだ。
手持ちの昆虫図鑑を調べたところオニコメツキダマシHylochares harmandiというのに辿り着いた。胸部の十文字形の窪みが特徴だ。
oni80826.jpg
Host:adult of Coleoptera. Place:Nagaokakyou. 19 Aug. 2008

検鏡してみるとシンネマ上に突き錐型の分生子形成細胞が並んでおり、どうやらHirsutellaの一種らしい。
H_sp80826c.jpg

H_sp80826d.jpg
synnema and conidiogenous cells of Hirsutella sp.

分生子は2胞に分かれる。
H_sp80826g.jpg
conidia of Hirsutella sp.

このような特徴を持つHirsutellaは何種類か知られているが、どの種か特定するまでには至らなかった。

次は5日に採集した蛾の成虫生の不完全型虫草。これも以前に何度か検鏡しているが、分生子の大きさにばらつきがある。
ga80826a.jpg
conidiogenous cells of Akanthomyces sp.

分生子
ga80826b.jpg
conidia of Akanthomyces sp.

最後に不明の昆虫かクモに付いたクロトゲハリタケ。これも19日採集。ボーベリアやイザリアに重複寄生する菌だが、今回はボーベリアに寄生している。長いとげ状のものが子嚢殻。丸い部分に胞子が入っており、とげ状の部分を通って先端から放出される。
kuro80826a.jpg
perithecia of Syspastospora parasitica

子嚢胞子
kuro80826b.jpg
ascospore, ascospores of Syspastospora parasitica
  1. 2008/08/29(金) 11:54:35|
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