カメムシタケ2

2007/08/27

J谷を経て島本町に行く。5月に行った時に見逃した谷があるのでそこを調べてみることにしたのだ。J谷では何もみつからず、そのまま車道を進んでM川に向かう。途中でクズの葉に覆われた斜面を見つけた。フェンスで車道と仕切られているが端が開いているのでちょっと調べてみることにした。入ってみると地面は瓦礫だらけ。どうやら建築残土等の捨て場のようだ。さすがにこんな場所には虫草はないだろうと思ったがクズの根元を見るとあちこちに赤いものが出ている。何とカメムシタケだ。7、8体はすぐに見つかったが、足場が悪いのと密生した植物で奥までは調べる気になれなかった。いくつか採集して先に向かう。
前回見逃した谷はM川に注ぎ込む源流沿いに山奥まで続いているのだが、見かけはかなり有望そうに見える。
アオキやツバキが多くK川とよく似た感じだ。しかしいくら葉裏を調べてもクモ生虫草が一つも見つからない。川をあきらめて道沿いの斜面に目をやるとクズに覆われた場所がある。入ってみるとまたまたカメムシタケが見つかった。2体採集して持ち帰った。
kame70827f.jpg
Cordyceps nutans
Host:Heteroptera. Place:Shimamoto. 27 Aug. 2007


持ち帰ったカメムシタケを調べると、寄主の多くがホシハラビロヘリカメムシHomoeocerus unipunctatusのようだった。図鑑にはクズに普通とある。
kame70827e.jpg

kame70827d.jpg
Cordyceps nutans
Host:Heteroptera. Place:Shimamoto. 27 Aug. 2007


kame70827c.jpg
Host:Homoeocerus unipunctatus

3体はおなじみのツマキヘリカメムシColpura opacaだった。これらは最初の場所で見つけたのだが、クズ以外にイタドリなども生えていたので不自然ではない。
kame70827b.jpg
Host:Colpura opaca

他にマルカメムシMegacopta punctissimumが1体あったが、この種もクズに普通だ。
kame70827a.jpg
Host:Megacopta punctissimum

昨年調べたオオイタドリの茂みでは全てツマキヘリカメムシかオオツマキヘリカメムシだった。こうしてみると発生地の植生によって寄主の種類がはっきり分かれるのがわかっておもしろい。

  1. 2007/08/30(木) 07:55:57|
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クズクズは、マメ科のつる性の多年草。根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。七草|秋の七草の一つ。名前はの文字を当てる。(「葛」で表記する場合もある).wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikipedia- Article- Histor
  1. 2007/09/30(日) 08:07:57 |
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