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北陸遠征2019

2019/8/6

昨年に続いて青春18切符で福井県に遠征した。ここは昨年2回来ているので勝手がわかっている。今回は周囲の探索はせずに既知の坪だけに集中することにした。
まず昨年クサギムシタケを見つけた辺りを探す。狙いはもちろんイタドリの根元だ。さっそくボクトウガオオハリタケが見つかった。ただ、未熟でほとんど子嚢殻はできていない。採集せず。
“boku190806b.jpg"
Ophiocordyceps macroacicularis
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


次の坪に進んでイタドリの根元を探す。今度はミドリトサカタケが見つかった。茎ではなく根の中にしっかりと宿主が食い込んでいるので、根ごと掘り出して持ち帰りやすいように切る。
“mido190806b.jpg"
Metarhizium indigoticum
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


更に進んで昨年色々みつかった場所を調べたが、カメムシタケやその重複寄生菌がたくさん見つかっただけだった。
次に細い渓流に沿った山道に入り、川に降りて探す。ここでは昨年もボクトウガオオハリタケが見つかっているが、今回も見つかった。しかも4体。うち、一番形が良さそうなのを一体だけ採取した。
“boku190806a.jpg"
Ophiocordyceps macroacicularis
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


ここでもミドリトサカタケが見つかったが、今度も根の中に深く食い込んでいて掘り出す際にギロチンしてしまった。しかしなんとか宿主も取り出すことができた。
“mido190806a.jpg"
Metarhizium indigoticum
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


色々収穫もあったので、早い目に切り上げて帰途についた。
持ち帰ったボクトウガオオハリタケ。昨年も検鏡しているので、今回はしなかった。
“boku190806d.jpg"

“boku190806c.jpg"
Ophiocordyceps macroacicularis
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


ミドリトサカタケは過去に数回見つけているが、今回のが一番形が良い。
“mido190806c.jpg"

“mido190806d.jpg"

“mido190806e.jpg"
Metarhizium indigoticum
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


やや未熟だったので数日追培養してから検鏡したが、暑さで蒸れてしまったようで胞子が見られなかった。
子嚢殻、子嚢
“M_iperitesia.jpg"
perithecia of Metarhizium indigoticum

“M_iasci"
asci of Metarhizium indigoticum

フィアライド、分生子
“M_iphialide"
phialides of Metarhizium indigoticum

“M_iconidia.jpg"
conidia of Metarhizium indigoticum

ミドリトサカタケを掘る際に近くで見つけたイタドリの茎。何か入っているようなので持ち帰ったが、割ってみると中から赤僵病菌がいくつも出てきた。
“seki190806a.jpg"

“seki190806b.jpg"
Cordyceps fumosorosea
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


分生子柄、分生子
“sekibunseisihei"
conidiophores of Cordyceps fumosorosea

“sekibunseisi.jpg"
conidia of Cordyceps fumosorosea

最後にギベルラ・レイオパス
“G_l190806.jpg"
Gibellula leiopus
Host:Spider. Place: Hukui pref. 06 Aug. 2019.


分生子柄束、分生子柄、分生子
“G_lsynnema"
synnema of Gibellula leiopus

“G_lphiaraid"
conidiophores of Gibellula leiopus

“G_lconidia.jpg"
conidia of Gibellula leiopus
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  1. 2019/08/17(土) 14:08:25|
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ハスノミウジムシタケ

2019/7/26、31

虫草祭が終わって標本整理で忙しく、しばらく探索に行けなかったが、26日に久しぶりにK川に行ってきた。
例年梅雨明けごろには色々な種類の虫草が出ているものだが、昨年の台風の影響が残っているのか何も見られない。
しかたなく7月2日に見つけたマユダマヤドリバエタケ?がどうなったか調べてみることにした。
一箇所はもう萎びていたが、もう一箇所で結実しているものが見つかった。細かい子嚢殻がたくさんできている。
しかし、これはどう見てもマユダマヤドリバエタケのテレオモルフのウスキヒメヤドリバエタケではない。
“mayuyado190726c.jpg"
Hypocrea sp.
Host: Larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 26 Jul. 2019.


いくつか採取して持ち帰った。SNSに画像を投稿してみるとハスノミウジムシタケではないかという指摘があった。
“mayuyado190726a.jpg"

“mayuyado190726b.jpg"
Hypocrea dipterobia
Host: Larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 26 Jul. 2019.


検鏡してみると、普通の虫草とは違い胞子は糸状ではない。やはりハスノミウジムシタケのようだ。

子嚢殻、子嚢、子嚢胞子
“ujisinoukaku.jpg"
perithecia of Hypocrea dipterobia

“ujisinou"
asci of Hypocrea dipterobia

“ujihousi.jpg"
ascospore of Hypocrea dipterobia

同時に採取したアナモルフ。これも検鏡した。
“ujiana1.jpg"
Anamorph of Hypocrea dipterobia
Host: Larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 26 Jul. 2019.


分生子柄束、フィアライドと分生子
“ujisynnema.jpg"
ascospore of Hypocrea dipterobia

“ujiphialide.jpg"
ascospore of Hypocrea dipterobia

7月31日は近所のK寺裏の山林に行ってみた。食用のキノコが出ているかと思ったのだが、あまり出ていなかったので、渓流でハスノミウジムシタケを探すことにした。
川の中を通って流木を調べながら遡っていくと、或るところで一本の流木に白い2mm程のものが点々と付いているのが見つかった。
ドライバーでほじくってみると、ハエ目の幼虫らしきものが出てきた。ハスノミウジムシタケのようだが、前に見たものより体長が長い。
“uji190731a.jpg"

“uji190731b.jpg"

“uji190731c.jpg"

“uji190731d.jpg"
Hypocrea dipterobia
Host: Larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 31 Jul. 2019.

  1. 2019/08/16(金) 15:07:48|
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2019虫草祭4

2019/7/12、13、14

虫草祭での採集標本と検鏡結果、続き。
気生のクモ生種のうちギベルラ属。
まず14日の早朝観察会で見つかったもの。
“gibe190714b.jpg"
Gibellula sp.
Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


分生子柄束、フィアライド、分生子
“givexsynnema.jpg"
synnema of Gibellula sp.

“gibexbunseisihei"
phialides of Gibellula sp.

“gibexconidia.jpg"
conidia of Gibellula sp.

これも14日の早朝観察会で。K田さんにいただいたもの。
“give190714c.jpg"
Gibellula sp.
Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


分生子柄束、フィアライド、分生子
“gibe3synnema.jpg"
synnema of Gibellula sp.

“gibe3bunseisihei"
phialides of Gibellula sp.

“gibe3conidia.jpg"
conidia of Gibellula sp.

次は14日の本番の観察会で見つけたクモノオオトガリツブタケ。
“ootoga190714d.jpg"

“ootoga190714e.jpg"
Gibellula globosa
Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


子嚢殻、子嚢、子嚢胞子
“ootogarisinoukaku.jpg"
perithecia of Gibellula globosa

“ootogarisinou2"
asci of Gibellula globosa

“ootogarihousu.jpg"
ascospore of Gibellula globosa

分生子柄、分生子
“ootogaribunseisihei"
conidiophore of Gibellula globosa

“ootogariconidia.jpg"
conidia of Gibellula globosa

クモノオオトガリツブタケに重複寄生したシロコナツブクモタケ。今回は検鏡していない。
“ootoga190714f.jpg"

Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


同じく14日の本番の観察会で見つけたギベルラの仲間。残念ながら既にAkanthomyces lecaniiの重複寄生を受けていて検鏡の際には白い菌糸で覆われていた。
“gibex190714a.jpg"
Gibellula sp.
Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


同じく14日の本番の観察会で見つけたAkanthomyces aranearum
“aka190714.jpg"
Akanthomyces aranearum
Host:Spider. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


フィアライド、分生子
“aka_a190714b"
phialides and conidia of Akanthomyces aranearum

これでクモ生種は終わり。後は14日の早朝探索会で見つけた地生の3種を残すのみ。

ツキヌキハチタケのアナモルフ
“tukinuki190714.jpg"
Ophiocordyceps elongatistromata
Host:Wasp. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


フィアライド、分生子
“tukinukiana"
phialides and conidia of Ophiocordyceps elongatistromata

ハチタケのアナモルフ
“hati190714.jpg"
Ophiocordyceps sphecocephala
Host:Wasp. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


分生子形成細胞、分生子
“hatiana"
conidiogenous cells and conidia of Ophiocordyceps sphecocephala

イラガハリタケ
“iraga190714a.jpg"
Ophiocordyceps cochlidiicola
Host: Cocoon of Lepidoptera. Place: Tadami. 14 Jul. 2019.


子嚢殻、子嚢、子嚢胞子
“iragasinoukaku.jpg"
perithecia of Ophiocordyceps cochlidiicola

“iragasinou"
asci of Ophiocordyceps cochlidiicola

フィアライド、分生子
“iragaana"
phialides and conidia of Ophiocordyceps cochlidiicola
  1. 2019/08/05(月) 10:59:17|
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