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マユダマヤドリバエタケ?

2019/07/02

梅雨入りは遅かったが、入ってからは順調に降っている。むしろ激しすぎるぐらいだ。
雨の合間を縫って2日はK川へ。本流のダム湖上流の谷に入る。ここは毎年梅雨の頃にはいろいろな種類の虫草が見られるのだが、今年はあまり良くない。
例年カメムシタケが出る坪でも一本も出ていない。
ヒメクチキタンポタケはこの季節なら探さなくても見つかるぐらいだが、今年は一体も見ていなかった。しかしこの日はたちまちのうちに5体が見つかった。
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Ophiocordyceps annullata
Host: Larva of Coleoptera. Place: Nagaokakyo. 02 Jul. 2019.


探索の途中で渓流沿いの斜面に転がった一本の流木が気になった。数ミリぐらいの小さな白いきのこのようなものが、点々と付いているのだ。まさか虫草とは思わなかったがルーペで見てみると、なんとウジ虫のようなものが見えた。ハエ目の幼虫から生えるマユダマヤドリバエタケの名前がすぐに思い浮かんだ。
さっそく撮影し、虫草がいくつか付いた流木の一部を切り取って持ち帰った。その後周囲を調べると、もう2本の流木から同じようなものが見つかった。
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Hypocrea? sp.
Host: larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 02 Jul. 2019.


持ち帰ったハエ目の幼虫生不明種。最初はマユダマヤドリバエタケかと思ったがはっきりしたマユダマを作っておらず、SNSにアップした画像を見た人達の間でもマユダマヤドリバエタケにしては違和感があるという意見が多かった。
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Hypocrea? sp.
Host: larva of Diptera. Place: Nagaokakyo. 02 Jul. 2019.


7月8日にさらに数体を採集し、虫草祭への手土産とした。
  1. 2019/07/30(火) 13:04:41|
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梅雨が来た

2019/06/27、07/01、03

関西地方もようやく梅雨入りしたようだ。例年より20日近くも遅い。まとまった雨を受けてキヌガサタケなど梅雨のきのこも顔を出しはじめた。
6月27日は近所の寺にクモタケを見に行った。今までも雨が降るたびに見に行っていたが、雨が少なすぎたのか一体も見つかっていなかった。しかし今回は4本出ていた。
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Purpreocillium atypicolum
Host: Nymph of cicada Place: Nagaokakyo. 27 Jun. 2019.


7月1日は昼食に出たついでに別の寺を見に行った。セミタケを確認するためだ。20年前ぐらいまでは市内のどの寺社でも見られたセミタケも改修などに伴って徐々に数を減らし、最近ではこの寺だけでしか見られなくなっていたが、昨年はここでもついに一体も見られなかった。絶滅したのかと心配していたが、今回、地面に顔を出したばかりのものを一体だけ確認できた。この寺でもクモタケを確認。
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Ophiocordyceps sobolifera
Host: Spider Place: Nagaokakyo. 01 Jul. 2019.


2日後にもう一度見に行ったが、少しだけ伸びていた。
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“semi190703b.jpg"
Ophiocordyceps sobolifera
Host: Spider Place: Nagaokakyo. 03 Jul. 2019.

  1. 2019/07/06(土) 11:38:46|
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梅雨が来ない

2019/06/19、24

今年は梅雨入りが遅い。6月下旬になっても未だ入らない。何度か探索に行ってはいるが、地面は乾いて普通のきのこさえ出ていない。
19日はK川へ。地生はハナサギタケが数体見つかったぐらい。
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Cordyceps tenuipes group
Host: Pupa of Lepidoptera. Place: Nagaokakyo. 19 Jun. 2019.

以前見つけていたクサナギヒメタンポタケは胞子を放出し終えて褐色になっている。
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Metarhizium kusanagiense
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Nagaokakyo. 19 Jun. 2019.


川に降りて葉裏を探すがアスケルソニアやコノイデオクレラは見つかるものの、クモ生はまだ付いていない。それでも未熟なコエダクモタケが一体みつかった。
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Gibellula leiopus
Host: Spider. Place: Nagaokakyo. 19 Jun. 2019.


他にはツバキの枝に付いた感染したカイガラムシ。何か出てきそうなので持ち帰る。
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Host: Scale insect. Place: Nagaokakyo. 19 Jun. 2019.

アラカシ?の葉裏で見つけたクモの卵嚢。ルーペで見ると子嚢殻がいくつか見えたので持ち帰って追培養することにした。どうやら未熟なコゴメクモタケのようだ。
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“rannou190619c.jpg"
Torrubiella plana
Host: Egg sac of Spider. Place: Nagaokakyo. 19 Jun. 2019.


これは二週間ほど追培養したが黴びてきたので固定した。
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19 Jun. 2019.

24日はジムシヤドリタケの坪を見に行った。昨年の同じ時期には30体以上も出ていたが今年は0、いよいよ隔年発生説が信憑生を帯びてきた。周辺も探したが地生種はほとんど見つからない。やむなく川に降りて気生種を探す。さっそく見つかったのがシャクトリムシハリセンボン
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Ophiocordyceps sp.
Host: Larva of Lepidoptera. Place: Kyoto. 24 Jun. 2019.


他には未熟なコエダクモタケのアナモルフが一体。
“G_l190624.jpg"
Gibellula leiopus
Host: Spider. Place: Kyoto. 24 Jun. 2019.


不明の感染グモが一体。
“kumo190624.jpg"
Host: Spider. Place: Kyoto. 24 Jun. 2019.
  1. 2019/07/05(金) 10:12:49|
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