梅雨入りはしたけれど

2017/06/21~26

今年の梅雨もなかなか順調に進まない。6日夜半から7日にかけての大雨で梅雨入りしたがその後二週間雨が降らず、20日にK川へ出かけた時も地面が乾いていて何も見つからなかった。20日夜半から21日にかけての大雨で、ようやくキヌガサタケなども出てきた。クモタケもようやくこの雨でたった2体だけだが出てきた。
kumo170621b.jpg

kumo170621a.jpg
Purpreocillium atypicolum
Host:Spider Place:Nagaokakyo. 21 Jun. 2017.


雨の翌週の26日、京都市西部の谷を訪れた。ここはかってはタイワンアリタケが多数みられたところだが、最近ではずいぶん少なくなった。今回の目的はジムシヤドリタケ。昨年は5月末から出ていたのだが、今年はまだ見ていない。坪に着いて探してみたが、やはりみつからない。見つかったのは小さなマルミアリタケが2体。
ari170626a.jpg

ari170626b.jpg
Ophiocordyceps formicarum
Host:Ant Place:Kyoto. 26 Jun. 2017.


さらにシロサンゴタケが2体。これはジムシヤドリタケに重複寄生する種だが、念入りに調べてもジムシヤドリらしいストローマは見えない。
sirosan170626a.jpg
Polycephalomyces sp.
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 26 Jun. 2017.


結局、雨が降ってから間がないのでまだ出てきていないのだろう、という結論に達した。2週間ぐらい経ってからまた来てみよう。
帰りにハイイヌガヤの葉裏を調べるとカイガラムシキイロツブタケが見つかった。
“kaikii170626a.jpg"
Torrubiella sperficialis
Host:Scale insect Place:Kyoto. 26 Jun. 2017.

  1. 2017/06/30(金) 10:29:52|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1

ハゴロモ生不明種

2017/06/06

K川へ。クサナギヒメタンポタケのその後を確認に行った。いくつかは胞子を放出し終えたようで、萎びかけている。低い位置にあった3体は確認できなかった。地面がかなり荒れているのはイノシシが掘り返したのだろう。
kusa170606b.jpg

kusa170606a.jpg
Metarhizium kusanagiense
Host:cocoon of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 06 Jun. 2017.


ふと地面に目をやると一枚の落葉の上に何か乗っている。よく見ると昆虫のようで、しかも背中から白い針金のようなものが伸びている。虫草だ。そのままの状態で撮影。近くに同じ種類の落葉はたくさんあるが、この葉を付けていたと思われる木は見当たらない。この斜面はかなりの急斜面なので、遥か上の方に生えた木から落ちてきたものと思われる。よくもまあ目の前に落ちていたものだ。宿主はハゴロモの仲間のように見える。同じようなものは過去二回見つけているが、いずれも木に付いていた。過去二回とも追培養に失敗して、子嚢殻は見られないままになっている。今回も木に付いたままだったら持ち帰らないところだが、落ちてしまっているので持ち帰って追培することにした。
hago170606e.jpg

hago170606b.jpg

hago170606c.jpg

hago170606.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:nymph of planthopper Place:Nagaokakyo. 06 Jun. 2017.

  1. 2017/06/15(木) 20:34:13|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

エニワセミタケのアナモルフ

2017/5/28~6/13

5月28日の夜、K田さんから電話があった。広島県での採集会でエニワセミタケがたくさん見つかったので、Aさんからのおすそ分けの標本を届けにきてくださったのだ。
標本はかなりきれいなエニワセミタケのアナモルフ2体で、やや未熟だ。
翌日さっそくクリーニングして撮影。その後追培養することにした。なお、宿主は触覚の構成からヒグラシの若虫と同定した。
eniwa170529a.jpg

eniwa170529e.jpg

eniwa170529b.jpg

eniwa170529c.jpg

eniwa170529d.jpg

“semi170529.jpg"
Polycephalomyces? sp.
Host:Nymph of cicada Place:Hiroshima pref. 28 May. 2017.


6月13日、約二週間の追培養で分生子の層がかなり分厚くなったが、結局有性型の子嚢殻はできなかったので、撮影後、検鏡して固定することにした。
eniwa170613b.jpg

eniwa170613c.jpg

eniwa170613d.jpg

eniwa170613a.jpg
Polycephalomyces? sp.
Host:Nymph of cicada Place:Hiroshima pref. 13 Jun. 2017.


フィアライドと分生子。以前検鏡した長岡京産のものと変わらない。
enifea1.jpg
Phialides of Polycephalomyces? sp.

enibun1.jpg
Conidia of Polycephalomyces? sp.
  1. 2017/06/14(水) 09:45:20|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0