2016/07/01, 14, 25日付が前後するが同じ場所での経過観察なのでまとめてアップする。6月22日の記事の続きということになる。
K川本流のダム湖上流の谷。7月1日、前夜の雨で地面は濡れている。まず
ハヤカワセミタケのから。かなり大きくなっているが子嚢殻はまだ突出してきていない。
Metarhizium owariense
Host:Nymph of cicada Place:Nagaokakyo. 01 Jul. 2016.シャクトリムシハリセンボンはいよいよ子嚢殻ができてきたが、まだ小さく色も薄い。
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 01 Jul. 2016.ホソエノコベニムシタケはほぼ完熟したようだ。
Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 01 Jul. 2016.7月14日、同じ場所。二週間空いてしまった。ハヤカワセミタケはとっくに完熟を過ぎて、2本あったストローマの内1本はなくなってしまっている。
Metarhizium owariense
Host:Nymph of cicada Place:Nagaokakyo. 14 Jul. 2016.シャクトリムシハリセンボンのほうはほぼ完熟に近い。
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 14 Jul. 2016.流れのそばの平地に何やら虫草のようなものが出ている。よくみると近くのスズメバチにつながっている。
トガリスズメバチタケだ。これは持ち帰る。

Ophiocordyceps oxycephala
Host:Wasp Place:Nagaokakyo. 14 Jul. 2016.カメムシタケは前々回みつけたもの以外にさらに数体みつかったが、2体採集した。近くに非常に小さなホソエノコベニムシタケが数体みつかったが、これは採らず。
Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 14 Jul. 2016.7月25日、同じ場所。シャクトリムシハリセンボンはまさに完熟だ。しかし重複寄生菌が出るかどうか見るため、採集せずに置いておく。
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2016.この日は川岸の葉裏も調べてクモ生種をいくつか見かけたが、いずれも未熟だった。最初のは
クモノエツキツブタケ、次のは
コエダクモタケだ。
Torrubiella globoso-stipitata
Host:spider Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2016.
Torrubiella leiopus
Host:spider Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2016.
- 2016/07/28(木) 11:27:47|
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2016/06/26~7月12日今年の梅雨はなかなか良い梅雨だ。しっかり降ってくれるし、休みもちゃんとある。
おかげで虫草はかなり順調だ。特にセミ生種。毎年2体しか
セミタケが出ない0寺では今年は何と6体が発生した。
最初に見たのが6月26日、
Ophiocordyceps sobolifera
Host:Nymph of cicada Place:Nagaokakyo. 26 Jun. 2016.2体目3体目は28日、もっとも内1体は踏み潰されていた。

Ophiocordyceps sobolifera
Host:Nymph of cicada Place:Nagaokakyo. 28 Jun. 2016.そして7日6日にはさらに2体が見つかるが、内1体は11日に行った時には踏み潰されていた。しかしその日は新たに1体がみつかった。これで計6体ということになる。
途中で梅雨の中休みで降らない日があって、生育状態は必ずしも良くはないが、それでもこのO寺でこれほどの数のセミタケが出たのは初めてだ。




Ophiocordyceps sobolifera
Host:Nymph of cicada Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2016.12日には昨年も行った某神社に自転車で遠征した。参道には
クモタケが多い。石段の間からも出ていた。
Purpureocillium atypicolum
Host: Spider Place:Yawata. 12 Jul. 2016.キアシオオセミタケは今年は4体でていた。一体だけ採取。


Cordyceps zhejiangensis
Host:Nymph of cicada Place:Yawata. 12 Jul. 2016.他には
黒僵病菌に感染したムカデが一体みつかった。
Metarhizium anisopliae var. anisopliae
Host:Centipede Place:Yawata. 12 Jul. 2016.
- 2016/07/21(木) 10:18:58|
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2016/6/27久しぶりに一日中晴れの予報だったので、自転車で遠出することにした。一ヶ月前にも行ったS川だが、雨が降り続いたので地面はほどよく湿っていて期待できそうだ。早速く
ホソエノコベニムシタケが見つかった。一応完熟しているようだ。この日は後でもう一体みつかった。

Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.タイワンアリタケはまだ以前に比べると随分少なくなった。発生サイクルが終わりかけているのかもしれない。
Ophiocordyceps unilateralis
Host:Ant Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.ジムシヤドリタケの坪に到着。早速一ヶ月前に見つけた辺りから調べる。前回見つけた場所から少し離れた所でまず一体発見。そこを中心に範囲を拡げていくと、次々に見つかった。かなりの数だ。


Ophiocordyceps superficialis
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.その中に一体、重複寄生のものがあった。いつものシロサンゴタケではなく白っぽい子嚢殻が見える。コメツキヤドリシロツブタケだ。普通はコメツキムシタケに付くのだが、これはジムシヤドリタケに付いている。掘ってみたが基部が弱くなっているのかギロチンしてしまった。
Torrubiella sp.
Host: larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.その後さらに範囲を拡げると、今まで気付かなかった場所までジムシヤドリタケの坪が拡がっていることがわかった。その数18体、重複寄生のもまで含めると20数体になる。何体か掘ってみたが、古くなっているのか簡単に切れてしまう。3体ほどギロチンしてしまった。
その間に
クチキムシツブタケが一体、
Polycephalomyces cuboideus
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.帰り道で
カイガラムシキイロツブタケが一体みつかった。
Torrubiella sperficialis
Host:Scale insect Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.持ち帰った標本。ジムシヤドリタケ。



Ophiocordyceps superficialis
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.コメツキヤドリシロツブタケ。ただし宿主はジムシヤドリタケ。
Torrubiella sp.
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.クチキムシツブタケ。
Polycephalomyces cuboideus
Host:larva of Coleoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.ホソエノコベニムシタケ。
Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera Place:Kyoto. 27 Jun. 2016.
- 2016/07/02(土) 10:54:15|
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