シロタマゴクチキムシタケ

2015/08/18

静岡の茶のかほりさんことK坂さんから宅配便が届いた。中身はタッパーが一つ。開けてみるときれいな苔に埋まった朽木のカケラがいくつか。よく見ると白い小さな虫草がいくつも付いている。
宿主はよくわからないが卵塊のようで、すぐにピンと来た。シロタマゴクチキムシタケだ。
この種は不明の節足動物の卵塊から発生するもので、以前から一度見たいと思っていたものだ。

さっそく撮影に取り掛かったが、色が白いので非常に撮りにくい。
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Metarhizium sp.
Host:Egg mass of unknown arthropod. Place:Shizuoka pref. 18 Aug. 2015


さらに朽木から外して撮影。
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“sirotama150818e.jpg"

“sirotama150818f.jpg"

“sirotama150818a.jpg"
Metarhizium sp.
Host:Egg mass of unknown arthropod. Place:Shizuoka pref. 18 Aug. 2015


顕微鏡でも視てみたが、これまた見にくい。

子嚢殻
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perithecia of Metarhizium sp.

子嚢
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asci of Metarhizium sp.

子嚢胞子 
“sirotamahousi.jpg"
ascospores of Metarhizium sp.

尚、シロタマゴクチキムシタケの宿主は一説にはヤスデの卵塊とされている。今回の標本の中にも一匹のヤスデが紛れ込んでいたが、これが宿主の親かどうかはわからない。
“yasude.jpg"

  1. 2015/08/21(金) 13:56:58|
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猛暑続き

2015/08/12

虫草祭から帰ってみると京都は連日37~38度の猛暑。虫草祭で採集した標本の整理もあったが、この暑さではとても外出する気になれない。ようやく今日になって曇りになったので、久しぶりにK川に行ってみた。
例年だとツクツクホウシタケが出ているはずだ。坪に着いてみると予想通り出ている。少し遅かったようで、大半は盛りを過ぎているが、いくつかはちょうど良い熟度だ。全部で7体出ていたが有性時代のツクツクホウシセミタケは今年も見つからなかった。
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tuku150812c.jpg

tuku150812d.jpg
Isaria cicadae
Host: nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 12 Aug. 2015


その後渓流沿いに少し調べてみたが、大雨で両岸が削られてすっかり環境が変わってしまっていて、以前のようには虫草が見つからない。
それでもいくつかのクモ生虫草とハガクレシロツブタケが見つかった。ハガクレは以前は普通に見られたが、ここしばらく見つからなかったものだ。
hagakure150812.jpg
Torrubiella sp.
Host: pupa of Diptera. Place:Nagaokakyo. 12 Aug. 2015


クモ生では未熟なクモノエツキツブタケが2体みつかった。
“kumo150812a.jpg"

“kumo150812b.jpg"
Torrubiella globoso-stipitata
Host: spider. Place:Nagaokakyo. 12 Aug. 2015

  1. 2015/08/13(木) 09:56:51|
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2015虫草祭in広島2

2015/07/31~08/02

8月1日は探索の後、総会、宴会と続き、翌8月2日は総勢74人でもみのき森林公園を探索。整備された広い公園だが、その名の通りもみの大木がみごとだ。
ここでの目標はハトジムシハリタケだ。宿主はヒゲナガガの仲間の幼虫で、葉を綴り合わせたケースを作り、その中に潜む。
Aさんの案内で全員匍匐前進で目を地面に近ずけるようにして探す。長さ数センチの糸のようなものだから、たくさん出ていてもなかなか見つからない。
最初は教えられた場所で探していたが、あまりに大人数なので落ち着いて探せない。いくつか見つけたところで場所を変えて、一人で探すことにした。
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Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Hatsukaichi. 02 Aug. 2015


持ち帰ったハトジムシハリタケ。
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“hatoji150802f.jpg"

“hatoji150802g.jpg"
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Hatsukaichi. 02 Aug. 2015


宿主
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Host of Ophiocordyceps sp.

子嚢殻
“hatojisinoukaku.jpg"
perithecia of Ophiocordyceps sp.

子嚢
“hatojisinoux1.jpg"
asci of Ophiocordyceps sp.

子嚢胞子 上は水、下はメルツァー試薬を使用。
“hatojihousix1.jpg"
ascospores of Ophiocordyceps sp.

場所を変えてハトジムシハリタケを探している時、林床から白っぽい細い糸のようなものが数本出ているのが見えた。虫草とは思えなかったが、なんとなく掘り出してみると黒い塊が付いている。植物の実のようにも見える。4、5本採集したところで集合時間になってしまい、宿主を確認する余裕もなく引き上げた。
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“fumei150802b.jpg"
Unknown species.
Host:Plant fruits? Place:Hatsukaichi. 02 Aug. 2015


持ち帰ってから検鏡してみると、どうやらアナモルフ菌のようで、頭部を含む全体に分生子形成細胞が密生している。
“fumei150802c.jpg"

分生子形成細胞は不規則な棍棒形。
“fumei150802d.jpg"

分生子?は不規則な形。
“fumei150802e.jpg"
  1. 2015/08/11(火) 13:32:24|
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