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7月なのに

2015/07/10

毎年7月といえば虫草にとって最高のシーズンなのだが、今年はどうも良くない。急激に猛暑になって探索に出かける気を削がれたり、台風による大雨で環境が荒れたり、さらには通行止めになったりで、まともに探索できる状態ではない。
それでも何度かは出かけてみたものの、成果は微々たるものだった。
そんな中で10日は僅かながらも収穫があったので書いておこう。

K川へ。毎年この時期にはかなりの発生が見られる場所を調べたが特記するようなものは見つからず、少し場所を変えて調べたところ、この辺りでは初めてのカメムシタケが見つかった。今年最初のカメムシタケでもある。
周囲を調べるとごく狭い範囲で7体が見つかった。宿主は普通に見つかるツマキヘリカメムシだったので採集はしなかった。
“kame150710a.jpg"

“kame150710b.jpg"
Ophiocordyceps nutans
Host:stink bug. Place:Nagaokakyo. 10 Jul. 2015


さらに探すとガヤドリナガミツブタケが一体みつかった。ほぼ完熟状態。これは持ち帰る。
“gaya150710.jpg"
Cordyceps tuberculata f.moeleri
Host: adult of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 10 Jul. 2015


その後さらに別の場所でホソエノコベニムシタケが一体だけ見つかった。この種は何体かまとまって見つかることが多いのだが、今年は一体づつしか見つからない。
“hosoe150710a.jpg"

“hosoe150710b.jpg"
Cordyceps cardinalis
Host: larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 10 Jul. 2015
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  1. 2015/07/30(木) 19:26:36|
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セミタケを求めて

2015/07/03

古い手帳を見返していると、1997年7月17日の項に <・・・(地名) セミタケ無数、キアシオオゼミタケと思われるやや明るい茶色のセミタケ> という記述があった。その場所には随分行っていない。その時の記憶もほとんどないが、<セミタケ無数>というからにはかなりの発生数だったはずだ。
電車を乗り継いで行けばかなり面倒だが、自転車ならそれほど無理な場所ではない。というわけで、朝から自転車で出かけた。

神社の参道の石段横の斜面のところどころにクモタケが生えている。
“kumo150703a.jpg"

“kumo150703b.jpg"

“kumo150703c.jpg"
Nomuraea atypicola
Host:spider. Place:Yawata. 03 Jul. 2015


さてセミタケが生えていた場所は全く記憶に無かったが、歩き回っている内にそれらしい雰囲気の場所が見つかった。いかにもセミタケが生えそうな場所だが、いくら探しても一つも見つからない。
同じような場所がいくつかあったので順に調べていくと、やっと一体みつかった。ところがどうも違う。セミタケにしては黄色っぽいし、上から下まで同じ太さだ。どうやらキアシオオゼミタケのようだ。周囲を調べるとさらに一体、もっと大きなものが見つかった。撮影後一体だけ持ち帰る。
“kiasi150703d.jpg"

“kiasi150703c.jpg"

“kiasi150703b.jpg"

“kiasi150703a.jpg"
Cordyceps zhejiangensis=Cordyceps cicadae Shing
Host:nymph of cicada. Place:Yawata. 03 Jul. 2015


それからも探し回ったが、結局セミタケは見つからず、わずかにオオセミタケらしいものが一体みつかっただけだった。
“oosemi150703.jpg"
Ophiocordyceps heteropoda
Host:nymph of cicada. Place:Yawata. 03 Jul. 2015


帰りに近所のセミタケが出ている寺に寄ってみた。前に出ていた一体はかなり大きくなっていてほぼ完熟だったが、少し離れたところにもう一体出ていた。
“semi150703a.jpg"

“semi150703b.jpg"
Ophiocordyceps sobolifera
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 03 Jul. 2015


その2体からかなり離れた場所にセミ穴があり、中を覗くと若虫の姿が見えた。触ってみたが動かない。よく見ると菌糸のようなものが見えた。虫草菌に感染しているらしい。アブラゼミのようなのでセミタケではなくキアシオオゼミタケのようだが、この寺では一度もキアシオオゼミタケを見たことはない。
“semi150703c.jpg"
infected nymph of cicada in the hole.
Place:Nagaokakyo. 03 Jul. 2015
  1. 2015/07/04(土) 16:51:27|
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