ジムシヤドリタケの坪

2014/06/27、30

ずっとカラ梅雨が続いていたが、ようやくまとまった雨が何度かあった。近所のK寺に行くと今年最初のクモタケが3体だけ出ていた。
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Nomuraea atypicola
Host: spider. Place:Nagaokakyo. 27 Jun. 2014


山鳥さんの掲示板でKIQさんがジムシヤドリタケの写真を投稿していたので、30日は西京区のジムシヤドリタケの坪を覗いてみることにした。ちょうどいいぐらいの薄曇りだ。谷に入ってすぐにタンポ型の虫草を見つけた。初めは菌生虫草かと思ったが、掘ってみるとオオセミタケだった。この場所では初めてだが、時期的には遅過ぎる。
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Ophiocordyceps heteropoda
Host: nymph of cicada. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


目的の坪に着くとさっそくシロサンゴタケが見つかった。この虫草はジムシヤドリタケに重複寄生する菌だが、真っ白なので暗い背景でもよく目立つ。背景と同じ色で見つけにくいジムシヤドリタケを探すには格好の目印になるのだ。
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Polycephalomyces formosus
Host:   larva of  Coleoptera Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


シロサンゴタケは次々にみつかったが、ジムシヤドリタケの方はなかなか見つからない。しばらく探すうちにシロサンゴタケの重複寄生を受けたジムシヤドリタケがいくつか見つかった。さらに探すと、ようやくシロサンゴタケに感染していないきれいなジムシヤドリタケが一体見つかった。それにしても見分けにくい虫草だ。
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Ophiocordyceps superficialis
Host:   larva of  Coleoptera. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


掘り出そうとしたが思いのほか深くて、宿主を切り離してしまった。つまりギロチンしてしまったわけだ。これは検鏡用に持ち帰ることにして、何とか完全な標本が欲しいものだと、さらに探しまわった。ジムシヤドリタケは非常に目立たない虫草なので、もしかしたらこの間に何体か踏み倒してしまったかもしれない。
さんざん探して、少し離れたところで一体だけ見つかった。今度は簡単に掘り出せた。シロサンゴタケに感染した一体と共に持ち帰った。
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Ophiocordyceps superficialis
Host:   larva of  Coleoptera. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


この間にハリタケ形の未熟な虫草を見つけたが、このタイプは追培しにくいので掘り出さなかった。
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Ophiocordyceps sp.
Host:   larva of  Coleoptera?. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


帰りに隣りの谷をちょっと調べてガヤドリナガミツブタケを一体見つけた。完熟しているようなので持ち帰った。
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Cordyceps tuberculataf.moeleri
Host:  adult of  Lepidoptera. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014


他には小さなGibellula pulchraが見つかったが持ち帰らなかった。
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Gibellula pulchra
Host:  spider. Place:Kyoto. 30 Jun. 2014

  1. 2014/07/03(木) 08:46:32|
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