まだまだ不調

2014/02/03/07

K川の封鎖はまだ続いている。K寺裏のタンポタケ、ヌメリタンポタケも坪の寿命が尽きたのか、今シーズンは一体も見られない。京都市のオオセミタケの坪は2月中旬にも覗いてみたが、まだ出ていなかった。そういうわけでずいぶん虫草にはご無沙汰している。
3月に入ってもなかなか気温が上がらないが、日差しはかなり春っぽくなってきた。さすがに何か出ているのではないかと思い、オオセミタケの坪に行ってみた。目的の公園に着くと雪がちらついている。さっそく指標にしている木の周りを調べると、まず一体、続いて2体目のオオセミタケが見つかった。まだまだ小さく、例年より一ヶ月ぐらい遅れている感じだ。先客があったのか、周囲の地面は落ち葉が掻き乱されていてかなり荒れた印象だ。至る所シカの糞だらけなので、おそらく先客はシカなのだろう。その後少し離れたところで3体目が見つかったが、それで打ち止め。この冬ことのほか寒さが厳しかったせいかもしれないが、年々数が減っているような気がする。
osem140307d.jpg

osem140307b.jpg

osem140307a.jpg
Ophiocordyceps heteropoda
Host: nymph of cicada. Place:Kyoto. 07 Mar. 2014


菌生虫草の坪はシカの罠が仕掛けられているとかで立入禁止のままだ。 ところが立入禁止区域の外も新しいシカの糞や足跡だらけ。罠の効果は有るのやら、無いのやら。
オオセミタケだけでは物足りないので、もう一カ所の菌生虫草の坪を調べてみることにした。こちらのほうにはシカはいないが、ナラ枯れの影響が大きく、年々虫草は減っているようだ。
ここは決まった坪というものは無いので、適当にアタリをつけて積もった落ち葉を掻き分けて探すことになる。かなりの面積を調べたが、一体も見つからない。掻き分け作業の途中でふと倒木に目をやると、何か白いものが出ている。未熟なオイラセクチキムシタケだ。わずかに子嚢殻ができかけている。
この種は以前は長岡京市でも普通に見られたが、年々数が減っていて、今シーズンはついに一体も見つからなかった。こちらではこれほどナラ枯れが進んでもまだ残っているというわけだ。この後もさらに2体が見つかった。
oira140307c.jpg

oira140307d.jpg
Ophiocordyceps rubiginosiperitheciata
Host: larva of  Coleoptera. Place:Kyoto. 07 Mar. 2014


他にもこの作業中に未熟なツブノセミタケが一体見つかった。
tubuse140307.jpg
Polycephalomyces prolificus
Host: nymph of cicada. Place:Kyoto. 07 Mar. 2014


結局菌生虫草は一体も見つからなかった。数が減っているとはいえ完全になくなってしまったとも思えないが、この山全体の落ち葉を一人で掻き分けて探すのはさすがに無理が有る。
  1. 2014/03/08(土) 11:59:22|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0