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クビオレアリタケ

2011/06/04

静岡の茶のかほりさん(K坂さん)からトゲアリ生の虫草を2体送っていただいた。同じ種類と思われる虫草は長岡京市でも過去1体だけ見つけているが、その時は完熟まで至らず、正体を確かめられなかったのだ。今回はきれいに完熟している。外形的には原色冬虫夏草図鑑(清水図鑑)のクビオレアリタケの記述とよく一致する。
kubi110530a.jpg

kubi110530b.jpg

kubi110602.jpg
Ophiocordyceps unilateralis var. clavata
Host: adult of ant. Place:Shizuoka. May. 2011


スライドガラスの上に結実部を伏せて置くとわずかに胞子を放出したが、何日か追培して様子を見る事にした。その後結実部を切開して子嚢殻、子嚢などを検鏡した。

子嚢殻
kubisinoukaku.jpg
perithecia of Ophiocordyceps unilateralis var. clavata


子嚢
kubisinou.jpg
asci of Ophiocordyceps unilateralis var. clavata


子嚢胞子
kubihousi.jpg
ascospores of Ophiocordyceps unilateralis var. clavata


アナモルフも調べてみた。結実していないストローマ上には全体にトゲ状の分生子形成細胞が並んでいた。結実しているストローマでは、結実部より先端側には同じように分生子形成細胞が並んでいたが、根元側にはわずかしか見られなかった。
kubianamorph.jpg
anamorph of Ophiocordyceps unilateralis var. clavata


分生子と分生子形成細胞
kubibunseisi.jpg
conidia and conidiogenous cells of Ophiocordyceps unilateralis var. clavata


アナモルフはHirsutella型。

一応クビオレアリタケとして間違いないと思うが、ひとつ気になるのは、清水図鑑では子嚢胞子の隔壁数が8~12個とあるのだが、今回調べた限りでは隔壁数は全て5個ほどだったことだ。

  1. 2011/06/04(土) 16:01:32|
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