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曇天

2010/06/29

前夜の大雨が上がって朝からどんよりした曇り空、今にも雨が降りそうだがK川に出かけた。川も増水しているかと思ったがそれほどでもない。ダム湖の上流で川を渡り、目的の坪へ。途中ハイイヌガヤの木を見つけて葉裏を見ると、予想通りカイガラムシキイロツブタケがいくつか付いていた。もう少しで完熟といった状態だ。
kaikii100629.jpg
Torrubiella sperficialis
Host:scale insect. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010


写真を撮ろうとしてふと下を見ると角のようなものが見えた。何とハヤカワセミタケだ。まだまだ未熟。この場所では初めてだ。
haya100629.jpg
Ophiocordyceps owariensis
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010


目的の坪ではあまり成果はなかった。昨年の同じ時期の日記にはホソエノコベニムシタケ(財田型)の名前が見えるが今年はまだ出ていない。この付近では昨年はハヤカワセミタケも出ていたが、今回は見つからなかった。大きな木の根元で黒っぽい針状のものを見つけ、掘ってみるとコガネムシの幼虫が出て来た。コガネムシハナヤスリタケだ。やや未熟だったが持ち帰る。
昨年見たものと同じツブノセミタケから新しい穂が出ていた。他にヒメクチキタンポタケはかなりの数が見られた。
tubuse100629.jpg
Ophiocordyceps prolifica
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010


その後もう少し奥に進んでホンゴウソウの発生地を見に行く。ホンゴウソウはまだ発生していなかったが、コケの中に虫草っぽいものが見つかった。一度折れたところから新しいストローマが出て来ているように見える。掘り出してみたが木の根が縦横に張り巡らされていて、途中でギロチンしてしまった。あわてて続きの部分を探して掘り進めると、寄主のセミの幼虫が出て来た。
humei100629a.jpg

humei100629b.jpg
Cordyceps sp.
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010


持ち帰ったセミ生不明種。色や形からしてウメムラセミタケではないかと思われる。
humei100629c.jpg

humei100629d.jpg
Cordyceps sp.
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010


持ち帰ったコガネムシハナヤスリタケ
kogaha100629.jpg
Ophiocordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 29 Jun. 2010
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  1. 2010/06/30(水) 22:29:15|
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例年通り

2010/06/28

梅雨に入ってそろそろニ週間。雨も順調に降ってようやくきのこも本格的に出て来たようだ。近所のK寺でもクモタケがかなり出て来ている。少し前から出始めていたようだ。
kumo100628a.jpg
Nomuraea atypicola
Host:spider. Place:Nagaokakyo. 28 Jun. 2010


裏の山林のコガネムシハナヤスリタケを見に行くと、今年はなかなか順調のようで6体程がすぐに見つかった。春は天候不順できのこの発生も遅れがちだったが、ここにきて例年通りになってきたようだ。
koha100628a.jpg

koha100628b.jpg

koha100628c.jpg
Ophiocordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 28 Jun. 2010


帰りに以前ヒメクチキタンポタケが大量発生していた場所を見てみるが、今年は一体も出ていない。寄主のキマワリが普通に歩きまわっているのが不思議だ。代わりというわけでもないだろうが、キマワリの幼虫生のマユダマタケがいくつか見つかった。
mayu100628.jpg
Polycephalomyces sp.
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 28 Jun. 2010
  1. 2010/06/28(月) 22:57:16|
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ウスキっぽいの

2010/06/17

久しぶりに宇治へ。梅雨の晴れ間で真夏のように暑い。大雨の後で地面は湿っているが、それまで日照り続きだったのでキノコはそれほど出ていない。道沿いの斜面のフユイチゴの葉をめくってタイワンアリタケを探すが、まったく付いていない。探すうちにクサナギヒメタンポタケが見つかった。廻りを調べると次々と見つかる。計8体。長岡京の発生地と似たような感じの場所だ。
kusa100617a.jpg

kusa100617b.jpg

kusa100617c.jpg
Cordyceps kusanagiensis
Host:cocoon of Lepidoptera. Place:Uji. 17 Jun. 2010


その後ヒメクチキタンポタケやハナサナギタケがいくつか見つかったが特に書くようなものは見つからず、帰る間際に川を渡った対岸の斜面を調べてみることにした。
hiku100617.jpg
Cordyceps annullata
Host:larva of Coleoptera. Place:Uji. 17 Jun. 2010


すぐに薄黄色の虫草が目に付いた。ウスキサナギタケかと思ったが子嚢殻の感じがちょっと違う。掘り出してみると寄主は白い菌糸に被われている。洗ってみたが寄主はボロボロに分解されていて正体はわからない。持ち帰って調べることにした。
maya100617a.jpg
Cordyceps sp.
Host:unknown. Place:Uji. 17 Jun. 2010


持ち帰った不明虫草。
maya100617b.jpg

maya100617c.jpg
Cordyceps sp.
Host:unknown. Place:Uji. 17 Jun. 2010


子嚢殻
maya100617e.jpg
perithecia of Cordyceps sp.

子嚢。
maya100617h.jpg
asci of Cordyceps sp.

子嚢胞子。
maya100617d.jpg
ascospore of Cordyceps sp.

寄主を被っていた菌糸の一部を採って検鏡すると多くの分生子が見られた。水洗いして余分な分生子を除くとBeauveriaと思われる分生子形成細胞が確認できた。

分生子形成細胞と分生子
maya100617f.jpg
conidiogenous cells and conidia of Beauveria sp.

どうやらウスキサナギタケではなさそうだ。山鳥さんの掲示板で問い合わせると、K.YさんからマヤサンエツキムシタケCordyceps brongniartiiではないかとの指摘があった。同種は京都府内でも何度か採集されているが、私は見たことがない。データや写真を比べてみると確かに同じ種のようだ。アナモルフであるBeauveria brongniartiiが子実体上に形成されるということなので、今回のBeauveriaB. brongniartiiということになる。寄主は甲虫の幼虫か成虫。今回は幼虫だろう。
  1. 2010/06/23(水) 10:42:51|
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