ようやく雨が

2009/06/30

梅雨に入ってからなかなか雨が降らず、せっかく出かけていたキノコもあとが続かない。今週に入ってからようやく梅雨らしくなってきた。小雨がぱらつく中、K川へ。ダム湖上流の流れ込みを遡る。かなり水嵩が増えているが、危険なほどではない。前に未熟なトガリスズメバチタケを残しておいたのを確認すると、ほぼ完熟状態になっていた。
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Ophiocordyceps oxycephala
Host:adult of wasp. Place:Nagaokakyo. 30 Jun. 2009


周りの斜面を調べると、ホソエノコベニムシタケ(財田型)がいくつも見つかった。やや未熟な感じで、ここ数日の雨で出て来たようだ。
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Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 30 Jun. 2009


また近くでは未熟なハヤカワセミタケ(もしかするとアマミヤリノホセミタケ?)が見つかった。ここ3年連続で出ているが、いずれも1個体のみ。初めて見つけてから10年間で計5体ではあまり安定した坪とは言えない。
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Ophiocordyceps owariensis
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 30 Jun. 2009


他にツブノセミタケはたくさん出ているが、まだツブツブができ始めたばかり。
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Cordyceps prolifica
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 30 Jun. 2009

  1. 2009/06/30(火) 16:25:26|
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梅雨の中休み

2009/06/17

梅雨入りしてから途端に雨が降らなくなった。このところ時々K寺のクモタケの坪をチェックしているが、なかなか出て来なかった。昨日雷雨があったのでそろそろ出ている頃かと思って行ってみると、わずかに一体だけが出ていた。廻りをかなり調べてみたがその一体だけだった。やはりもう少し雨が続かないと本格的には出て来ないのだろう。
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Nomuraea atypicola
Host:spider. Place:Nagaokakyo. 17 May. 2009


昨年までヒメクチキタンポタケが大量発生していた場所は新しく建物が建つとかで木が伐採され、きれいに整地されてしまった。少しぐらい残っていないかと思って調べたが一体の虫草もみつからなかった。ヒメクチキタンポタケは特に珍しい種類ではないが、近くで大量に見つかる場所が失われたのは残念だ。

ついでに裏の山林に入ってみたが、コガネムシハナヤスリタケは新しいものは出ていなかった。
オイラセクチキムシタケはかなりの数が見つかった。
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Ophiocordyceps rubiginosoperitheciata
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 17 May. 2009

全て結実しており、一部はマユダマタケの重複寄生を受けていた。
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oira90617c.jpg
Ophiocordyceps rubiginosoperitheciata
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 17 May. 2009

他にクチキムシツブタケヒメクチキタンポタケが見つかった。
kutiki90617a.jpg
Cordyceps cuboidea
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 17 May. 2009

himeku90617b.jpg
Cordyceps annullata
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 17 May. 2009
  1. 2009/06/17(水) 23:42:13|
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カメムシタケ4

2009/06/11

某ブログにカメムシタケの記事が出ていた。それによると5月末に早くも未熟なカメムシタケが出ているという。それもどうやら関西の話らしい。カメムシタケといえば真夏の虫草という印象があり、過去の採集記録を見ても7月後半から8月がほとんどだ。わずかに1例6月20日というのがあるが、これは未熟個体だ。
カメムシタケの発生環境は他の虫草とかなり違うので、専門に狙わなければなかなか見つからない。6月にはまだ出ていないはずという思い込みのせいで、今迄はこの時期に調べていなかったかもしれない。
というわけで今日の狙いはカメムシタケ。

J谷へ向かう。ここでは過去何回かカメムシタケを見た事がある。山林の斜面を調べるが見つからない。見つかったのはヒメクチキタンポタケ2体と未熟なカイガラムシキイロツブタケ多数。少し離れたイタドリの茂みも調べたがここも空振り。そこで思い出したのだが、某ブログに出ていた画像の寄主は確かホシハラビロヘリカメムシだったこと。ホシハラビロヘリカメムシはクズに付くカメムシだ。来る途中にクズに被われた場所があった。道路のフェンス越しに遥か下のダム湖までクズに被われた急斜面になっている。イバラやトゲのある植物が混じっていることもありさすがにここを降りては行けないので、クズの原の端まで行って立木を伝って降りて横から攻めることにした。斜面は道路から捨てられたゴミでいっぱい。しかしその間に火の付いた線香のような赤い線が見える。やはりカメムシタケは出ていた。ざっと見ただけで10体以上。とりあえず出ていることを確かめられたので、それ以上深入りせず引き上げた。
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Ophiocordyceps nutans
Host:adult of stink bug. Place:Nagaokakyo. 10 Jun. 2009


寄主を確認するために1体だけ採取した。やはり寄主はホシハラビロヘリカメムシのようだ。
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kame90611c.jpg
Ophiocordyceps nutans
Host:adult of stink bug. Place:Nagaokakyo. 10 Jun. 2009


この場所は20年以上にわたって何度となく前を通り過ぎてきた所だ。今日の今日までそこに虫草が生えていることを想像もしなかった。見落とした場所が在ったことを恥じるべきか、身近に未開拓の場所がまだ有ったことを喜ぶべきか。いずれにしても某ブログの著者に感謝。
  1. 2009/06/11(木) 23:17:09|
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