菌生不明種

2009/05/04

K川へ。連休中は山は人出が多いので行かないことにしているのだが、あまりに天気がいいので出かけることにした。キャンプ場は普段ほとんど人を見たことがないが、さすがにバーベキューなどでにぎわっている。その中を通り抜けてクサナギ谷へ。クサナギヒメタンポタケがとっくに出ているはずだがなかなか見つからない。昨年20体以上見つかり、ほとんど採集しなかったのだから、何体かは出ていてもよさそうなものだ。さんざん探してやっと一体だけ見つかった。かなり成熟している。
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Cordyceps kusanagiensis
Host:cocoon of Lepidoptera Place:Nagaokakyo. 04 May. 2009


もっと探したかったが歩くだけで土が崩れ落ちるような場所なのであきらめることにした。もちろん採集せず。サナギタケはかなり大きなものがいくつも見つかったがこれも採集せず。
さらに上流に向かう。その辺りでも昨年クサナギヒメタンポタケが見つかっている。かなり念入りに探すが見つからず反対側の斜面を調べると、黒い棍棒状のもが地面から突き出ている。マメザヤタケの仲間かと思って指で軽く掘ってみると、簡単にとれてしまった。下の方が丸く膨らんでいる。よく見るとツチダンゴの仲間から出た菌生虫草のようだ。あわてて埋め戻して撮影しようとしたが、周りにいくつか同じものが見つかったのでそのまま持ち帰ることにした。
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Elaphocordyceps sp.
Host:Elaphomyces sp. Place:Nagaokakyo. 04 May. 2009


さらに辺りの落葉層をめくると十体程が見つかった。いくつか採集する。辺りは杉林だが、コナラなど他の樹種もかなり混じっている。かなり急な斜面で、木に掴まっていないと滑り落ちてしまうような場所だ。

持ち帰った菌生不明種。
初めて見る種類だが、京都市左京区で同じようなものが見つかっていると聞く。
寄主は黒いツチダンゴの仲間。
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Elaphocordyceps sp.
Host:Elaphomyces sp. Place:Nagaokakyo. 04 May. 2009


子嚢殻。
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perithecia of Elaphocordyceps sp.

子嚢。
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asci of Elaphocordyceps sp.

子嚢胞子は64の二次胞子に分裂する。
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ascospore of Elaphocordyceps sp.
  1. 2009/05/06(水) 23:10:26|
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