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ウメムラとミヤマタンポ

2008/11/05

先日の観察会で知り合ったAさんがウメムラセミタケをニ体見つけて、内一体をそのまま残してあるというので案内してもらった。
場所は京都の市街地でよくこんなところにと思われるような場所だが、セミ生数種の他ハナヤスリタケなどもよく出るということだ。
ウメムラセミタケはすでに胞子を出し始めている。木の根が発達していてかなり掘りにくかったがなんとかギロチンせずに掘りだせた。
ume81105a.jpg

ume81105b.jpg
Elaphocordyceps paradoxa
Host:nymph of cicada. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


その後Aさんがまだ採ったことがないというキマワリアラゲツトノミタケを探しに市内某所へ。斜面の倒木群を調べるがなかなか見つからない。そのうちAさんが何か出ているというので行ってみると、地上に小さな菌生虫草と思われるものが出ている。周りを見渡すとあちらからもこちらからもかなりの数が見つかった。どうやらミヤマタンポタケのようだ。東山に出るとは聞いていたが実際に見るのは初めてだ。かるく数十体、よく調べれば百体以上はあるだろう。少し古くなっていてちぎれ易くなっていたが何体か持ち帰った。
miyatan81105a.jpg
Elaphocordyceps intermedia f. michinokuensis
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


目的のキマワリアラゲも見つかり、他に未熟なヒメクチキタンポタケもみつかった。
hiku81105.jpg
Cordyceps annullata
Host:larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


Aさんはシュイロクチキタンポタケも見つけたがこの種は普通松の朽木から見つかるのに今回はコナラから見つかり、寄主もいつものゴミムシダマシではなくコメツキムシの幼虫だった。
syu81105.jpg
Cordyceps sp.
Host:larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


Aさんは大学院生で虫草を始めたのは去年からだというが、すでに40種ぐらい見つけているという。今月2日の観察会と今日で、さらに10種ぐらい増えているはずだ。確かに目がいいようだ。

持ち帰ったウメムラセミタケ
ume81105c.jpg

ume81105d.jpg
Elaphocordyceps paradoxa
Host:nymph of cicada. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


子嚢胞子は64個ほどの二次胞子に分裂する。
ume81105e.jpg
ascospore of Elaphocordyceps paradoxa

ミヤマタンポタケ
miyatan81105b.jpg

miyatan81105c.jpg

miyatan81105d.jpg
Elaphocordyceps intermedia f. michinokuensis
Host:Elaphomyces sp. Place:Kyoto. 05 Nov. 2008


子嚢胞子は本来128個の二次胞子に分裂するはずだが、1~2割ほどの長い二次胞子(分裂回数が一回少ないもの)を含むので80~110個とばらつきがある。
miyatan81105e.jpg
ascospore of Elaphocordyceps intermedia f. michinokuensis
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  1. 2008/11/07(金) 13:10:28|
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久しぶりの観察会

2008/11/02

京都の虫草仲間で久々の観察会を開いた。この種の観察会に参加するのは数年振りだ。参加者はO沢先生、K山さん御夫妻、T村さん、新参加の大学院生Aさん、それに私。京都の西南部を何ケ所か見て廻る予定だ。
最初の坪、城陽市の某所に集合して早速探索開始。この坪は2002年に一度だけ来た事があるがあるが、サナギタケを始め虫草密度が非常に濃い場所だったと記憶する。しかしこの日は時季が遅過ぎたこともあってさっぱり。ハナサナギタケコナサナギタケは見つかるのだが、完全型はなかなか見つからない。
そのうちAさんがサナギタケを見つけた。この時季にもかかわらず普通のサナギタケのようだ。
sana81102.jpg
Cordyceps militaris
Host:pupa of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


彼はもう一体見つけたが、こちらは別種のようだ。おそらく胞子がヌンチャク型になるものだろう。
nun81102.jpg
Cordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


私は特に成果もなく、かなりきれいなハナサナギタケがあったのでそれを持ち帰った。
hanasa81102.jpg
Isaria tenuipes
Host:larva of Lepidoptera. Place:Joyo. 02 Nov. 2008


次に行ったのは宇治田原町の坪で、前回行った時には川筋の葉裏におびただしいクモ生虫草が付いていたものだが、この日はわずかに数体だけ。それでも西山では見かけないトルビエラ型の不明種が見つかったのだが、これは後の交歓会の時にみんなに見せた後、うっかり回収し忘れて行方不明になってしまった。したがって画像は無し。

最後に行ったのは宇治市のM谷。地元の祭りで入口はごった返しているが谷に入ると閑散としている。ここでのターゲットは冬いちごの葉裏に付くアリ生虫草。他のメンバーは木の根元に付くタイプはよく見ているが、葉裏に付くタイプは初めてのようだ。たくさん見つかったがほとんどは未熟個体で、完熟しているものは数個体だけだった。未熟個体も含めていくつか持ち帰った。
ari81102a.jpg

ari81102b.jpg

ari81102c.jpg
Ophiocordyceps unilateralis
Host:adult of ant. Place:Uji. 02 Nov. 2008


他に葉裏に付くクモ生虫草がいくつか見つかった。
gibe81102.jpg
Gibellula pulchra
Host:spider. Place:Uji. 02 Nov. 2008


その後O先生の博物館で交歓会(宴会?)。それぞれが珍しい採集品を持参してきていてなかなか盛り上がった。貴重な情報も聞けたし、一年に一度ぐらいならこういう会もいいものだと思った。
  1. 2008/11/07(金) 11:41:41|
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