試し撮り

2008/10/20

パソコンの容量がいっぱいになってしまったので新しいのを買った。それに合せてカメラも最新のものに変えることにした。MACのOS9からOS10への移行とあってアプリケーションもほとんど入れ替えなければならない。慣れるまでにはかなりかかりそうだ。
というわけで今日は新しいカメラの試し撮りで近くのK寺へ。今迄使っていたのはニコンのcoolpix995。一時はきのこを撮るならこれとまで言われた名機だが、画素の大きさといいノイズの多さといいさすがに今では時代遅れの感が否めない。慣れていないせいか新しいカメラは使いにくいことこの上ない。総合的には圧倒的に優秀なはずの新機種だが、数センチ先のめだたない色の被写体を撮るのは不得意のようだ。まあ慣れれば解決できる問題かもしれないし、最初に選んだ被写体の難度が高過ぎたのかもしれない。
コガネムシハナヤスリタケは最も撮りにくい虫草の一つだ。オートフォーカスではまずピントが合わない。カメラの仕様書を見ながら現場での試行錯誤。結果は前の機種に比べて少しでも良い写真が撮れた感じが無い。最初だから仕方が無いか?
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Ophiocordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 20 Oct. 2008


夏にでていたものはマユダマタケの重複寄生を受けている。現在出ているものは秋以降に出て来たものだ。
mayu81020b.jpg

コメツキムシから出たマユダマタケもあった。これはコメツキムシタケに重複寄生したものだろう。
mayu81020a.jpg
Polycephalomyces sp.
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 20 Oct. 2008


次にオイラセクチキムシタケの坪を見に行った。毎年10月頃から未熟な白い穂を出し始める種類だが、今年もかなり出ている。例年より少ないということはないだろう。
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oira81020c.jpg
Ophiocordyceps rubiginosoperitheciata
Host:larva of Coleoptera. Place:Ngaokakyo. 20 Oct. 2008

  1. 2008/10/21(火) 01:27:02|
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トガリスズメバチタケ2

2008/10/02

キマワリアラゲツトノミタケを探している最中、林内地上に黄色い棍棒状のものが出ているのを見つけた。落葉を取り除いてみるとスズメバチが出て来た。結実部の形からみてトガリスズメバチタケだ。少し離れた所でさらに一体見つかった。二体とも採取した。
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Ophiocordyceps oxycephala
Host:adult of wasp. Place:Kyoto. 02 Oct. 2008


持ち帰ったトガリスズメバチタケ
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hati81002d.jpg
Ophiocordyceps oxycephala
Host:adult of wasp. Place:Kyoto. 02 Oct. 2008


ハチタケに比べ結実部が長く先端が少し尾状に突き出ている。
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初めは胞子の自然放出はなかったが一晩保存すると盛んに胞子を放出していた。

子嚢胞子をスライドグラス上に放出させて、まずドライで検鏡した。子嚢胞子の長さを計るにはドライがよい。
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ascospore of Ophiocordyceps oxycephala

次にカバーグラスをかけて端から水をしみ込ませて検鏡した。水をしみ込ませると長い胞子の場合は曲がりくねってしまったりバラバラになってしまう。
hati81002h.jpg
ascospore of Ophiocordyceps oxycephala

子嚢胞子は二次胞子に分裂する。
hati81002g.jpg
secondary spores of Ophiocordyceps oxycephala

ところでこのキマワリアラゲツトノミタケの坪、前々回に“もしかして見逃されていた坪?”と書いたが、後で聞いてみるととっくに御存じの坪だったようだ。
  1. 2008/10/06(月) 11:04:40|
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キマワリアラゲツトノミタケ2

2008/10/02

雨続きでなかなか出かけられない。それでも何度かは近くの山に出かけているが特に書くほどの成果はない。二週間ぶりに東山へ。追培中のキマワリアラゲツトノミタケも目立った変化はないので、検鏡用にもう一体採取することにしたのだ。例によって四条河原町から徒歩で東山へ。前回と同じ坪に向かう。キマワリアラゲツトノミタケは全部で15、6体出ていた。全体的に成熟が進んでいるようだ。一番大きなものを採取した。
kima81002a.jpg

kima81002b.jpg

kima81002c.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 02 Oct. 2008


持ち帰ったキマワリアラゲツトノミタケ。
kima81002d.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 02 Oct. 2008


前回のものより子嚢殻の孔口がはっきりしている。
kima81002e.jpg


今回も胞子の自然放出はなかったので、子嚢殻を掘り出して検鏡した。

子嚢殻
kima81002f.jpg
perithecia of Ophiocordyceps sp.

子嚢
kima81002g.jpg
asci of Ophiocordyceps sp.

子嚢胞子は気泡か油滴が多く隔壁が見分けにくいが、メルツァー液で処理すると見やすくなる。隔壁の数は一定しておらず、二次胞子に分裂しない。
kima81002h.jpg
ascospores of Ophiocordyceps sp.

キマワリアラゲツトノミタケ以外にもいくつか虫草をみつけたがその内の小型の不明虫草。ツヅミミノムシ(マダラマルハヒロズコガ)の巣から出ている。
nun81002a.jpg

nun81002b.jpg
Cordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Kyoto. 02 Oct. 2008


子嚢殻をつぶして検鏡してみたが、子嚢はまだ未熟。どうやらお馴染みのヌンチャク型の子嚢のようだ。
nun81002c.jpg
asci of Cordyceps sp.

寄主違いだが、胞子がヌンチャク型になる種と同じもののようだ。

またトガリスズメバチタケも見つけたが、長くなるので次回に。
  1. 2008/10/05(日) 22:46:50|
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