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ハヤカワセミタケ?

2008/07/25

個展後初の虫草探し。継続観察中の虫草がどうなったかを見に、まずクサナギの坪に行った。コメツキムシタケも不明のハリタケも姿を消していた。この時期に2週間も空ければ無くなるのも無理はないかもしれない。目印だけが空しく残っていた。クサナギヒメタンポタケもさすがにもうなくなっていた。
この場所で見つかったのはシャクトリムシハリセンボンが1体だけ。この種については標本も充分持っているし検鏡も済ませているので、持ち帰らずそのままにしておいた。
syaha80725.jpg
Ophiocordyceps sp.
Host:larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2008


その後ハヤカワセミタケの坪に廻ってみた。個展前に見つけておいた場所を調べてみたが見つからない。あわてて調べ直すとすっかり色が暗くなって目立たなくなったものがようやく見つかった。これは掘り出して持ち帰った。
haya80725d.jpg
Ophiocordyceps owariensis ?
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2008


他に見つかったのはマユダマタケの重複寄生を受けたコガネムシハナヤスリタケが2体、ホソエノコベニムシタケ(財田型)が1体。これらは持ち帰らなかった。
hosoe80725.jpg
Cordyceps cardinalis
Host:larva of Lepidoptera. Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2008


持ち帰ったハヤカワセミタケ ? 未熟時には黄褐色だったが完熟状態では暗緑灰色になっている。もしかしたらアマミヤリノホセミタケ Ophiocordyceps owariensis f.viridescens のほうかもしれない。
haya80725a.jpg

haya80725b.jpg

haya80725c.jpg
Ophiocordyceps owariensis ?
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 25 Jul. 2008


子嚢
haya80725e.jpg
asci of Ophiocordyceps owariensis ?

子嚢胞子
haya80725f.jpg
ascospore of Ophiocordyceps owariensis ?
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  1. 2008/07/29(火) 10:42:17|
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タンポタケモドキ

2008/07/23

個展(7月12日~23日、神戸のギャラリー島田deux)がようやく終了した。虫草の最盛期に全く山に行けなかったわけで、これからは絶対にこの時期に個展などするまいと思った。個展期間中の虫草関係のできごとといえば、17日に米国はオレゴン州立大学のJ.W.Sptafora氏の一行が大山での虫草祭に向かう直前に立ち寄ってくださったこと。氏は虫草の分野における第一人者だが、本国でもこのブログを見てくださっているということだ。Studies in Mycology 57にサインしていただいた。
spa.jpg

その他には最終日にきのこ仲間のMさんから菌生虫草の"差し入れ"があったこと。Mさんはその数日前にも来てくださったのだが、その時に不明の菌生虫草の写真を持って来られ、その場では種の同定に至らなかったのでわざわざ採りに行ってくださったのだ。
個展が終わってからクリーニングしたが、かなり古くなっているようでバラバラになってしまった。ただスライドグラスの上に置くとすぐに胞子を放出し始めたので、検鏡はうまくいった。
子実体の形、寄主との繋がり具合、検鏡結果等から判断してタンポタケモドキ Elaphocordyceps japonicaのようだ。
tanmo80723a.jpg

tanmo80723b.jpg
Elaphocordyceps japonica
Host:Elaphomyces sp. Place:Mt.Kabuto, Nishinomiya. 23 Jul. 2008


子嚢胞子
tonmo80723c.jpg
ascospore of Elaphocordyceps japonica

Mさんによれば採集地は西宮のK山で、発生坪では春から次々と発生しているがそろそろ終わりだろうということだ。Mさんは最近虫草にも目覚めたようで、川西市でナガホノケンガタムシタケを採集したりもしている。
  1. 2008/07/27(日) 17:59:10|
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ハヤカワセミタケの坪へ

クサナギ谷ではも一つ収穫がなかったので、帰りにハヤカワセミタケの坪を覗いてみることにした。昨年出ていた辺りを調べると未熟ながら1体が見つかった。昨年は未熟なまま採集し、追培を失敗してうまく検鏡できなかったので、今回は現地で完熟を待つことにした。個展が終わってから来ればちょうどいいかもしれない。
haya80711a.jpg

haya80711b.jpg
Ophiocordyceps owariensis
Host:nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2008


さらにもっと出ていないかと思って周りを詳しく調べたがハヤカワセミタケは見つからなかった。調べているうちにマユダマタケの重複寄生を受けたコガネムシハナヤスリタケが見つかった。この場所では初めてだ。
kogaha80711d.jpg
Cordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2008


周りを丁寧に調べると、白いカビのようなものに覆われたものが1体と重複寄生を受けていないものが1体見つかり、いずれも持ち帰った。他に小さなホソエノコベニムシタケ(財田型)が1体みつかった。

持ち帰ったコガネムシハナヤスリタケ
kogaha80711a.jpg
Cordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2008


持ち帰ってからよく見るとどうもいつものコガネムシハナヤスリタケと違うような印象を受ける。結実部が異常に柄の上端に偏っていて、しかもその下部の柄が異常に膨らんでいるようだ。

kogaha80711e.jpg
結実部

kogaha80711b.jpg
Polycephalomyces sp. on Cordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2008


2体目はマユダマタケの重複寄生を受けているが、やはり結実部(赤で示した部分)は柄の上端に偏っている。下部の柄の異常な膨らみも顕著だ。

kogaha80711c.jpg
Torrubiella sp. on Cordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 11 Jul. 2008


3体目も何かの重複寄生を受けている。(結実部は赤で示した部分)

kogaha80711f.jpg
よくみると白い小さな子嚢殻が見える。これはコメツキヤドリシロツブタケのものと思われる。同種はコメツキムシタケに重複寄生する菌だが、別の寄主に寄生することも有りうるだろう。

ところで冬虫夏草図鑑にはチチブフデノホムシタケというのが載っているが、今回見つかったコガネムシハナヤスリタケ?の特徴とよく似ているように思われる。元々私はこのチチブフデノホムシタケというのは変わった形のコガネムシハナヤスリタケなのではないかと考えていたのだが、同じ場所で見つかった3体が全て同じような特徴を備えているとなるとやはり別種の可能性も出てくる。
  1. 2008/07/15(火) 09:16:22|
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