初ヌメタン

2008/01/08

昼食に出たついでにK寺裏の山林を調べてみた。そろそろタンポタケヌメリタンポタケが出始める頃だ。毎年出ている辺りを詳しく調べたがなかなか見つからない。落葉を掻き分けてやっと一体だけ見つかった。この時期にしては柄がかなり伸びている。ヌメリタンポタケにしては色が薄いしタンポタケにしては黄色味が強い。掘り出して持ち帰ることにした。普通は一体見つかれば周りにいくつか見つかるはずなのだがいくら探してもこの一体だけだった。
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Cordyceps canadensis
Host:Elaphomyces.granulatus Place:Nagaokakyo. 08 Jan. 2008


周辺の雑木林で倒木を調べるとオイラセクチキムシタケがいくつか出ていたが、ほとんどが結実していない。普通は12月中に結実するのだが、なかなか寒くならないのが影響しているのだろうか?この辺りのオイラセは以前に比べて数が減っているようだ。朽木の腐朽度によって寄主昆虫が変遷するのだろうか?
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Cordyceps rubiginosoperitheciata
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 08 Jan. 2008


帰りにコガネムシハナヤスリタケの坪を覗いてみた。昨年10月12日にみつけた個体はまだ形を留めていたがマユダマタケの重複寄生を受けているようだ。
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Cordyceps nigrella
Host:larva of Coleoptera. Place:Nagaokakyo. 08 Jan. 2008


持ち帰ったヌメリタンポタケ。これくらいに育っていれば追培養が可能だろう。
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Cordyceps canadensis
Host:Elaphomyces.granulatus Place:Nagaokakyo. 08 Jan. 2008

  1. 2008/01/09(水) 11:10:06|
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今年のヒポクレラ

2008/01/04

今年初めての山行き。K川へ。アブ谷を調べる。毎年ヒポクレラが出る場所に行ってみたが、今年もやはり出ていた。川原の地面に積もった落葉から発生している。先月に調べた時にはまだ子嚢殻が発達していなかったが、今回はかなり発達したものもある。先月の時点でこの菌が付いていた木はほぼ完全に落葉し終わっていたので、地上に落ちてから子嚢殻が成長したと考えられる。普通ヒポクレラやアスケルソニアは常緑樹に見られるものだが、この場所のヒポクレラに限って落葉樹に付き、しかも地上に落ちてから成長して胞子を放出するというのはどういうことだろう。寄主昆虫はコナジラミだが、この昆虫の生活史の中で地上に降りて感染する機会があるのかどうか興味深いところだ。子嚢殻が発達したものを選んでいくつか持ち帰った。
昨年この場所でたくさんみかけたAschersonia kawakamiiは今年は一つも見つからない。ツバキの葉には
未熟な黄色のA.goldianaがたくさん付いている。

何かもっと虫草らしいものが出ていないかと思って探したが道沿いの斜面でイトヒキミジンアリタケ?を見つけた。以前に比べて少なくなったとはいえ、よく探せば今でも見つかるものだ。ただし、ほとんどは何年も前に出た古い個体の残骸だ。
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Cordyceps unilateralis?
Host:ant. Place:Nagaokakyo. 04 Jan. 2008


持ち帰ったヒポクレラ。
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hypo80104d.jpg

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Hypocrella raciborskii?
Host:pupa of whitefly. Place:Nagaokakyo. 04 Jan. 2008


子嚢殻をいくつかつぶして検鏡してみたが、ほとんどの子嚢はまだ未熟のようだった。
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Asci of Hypocrella raciborskii?

わずかに胞子ができている子嚢がみつかった。
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Asci and Ascospore of Hypocrella raciborskii?

  1. 2008/01/05(土) 01:29:02|
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