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久しぶりに

2007/03/22

グループ展があったり年度末でいろいろ忙しかったりで、随分長いこと更新していなかった。久しぶりにK川に行ってみたが林道工事はまだ続いている。キャンプ場に通じる道は入れないが他の道は行けるので、今日はアブ谷に向かうコースをとった。まず、気になっているイトヒキミジンアリタケを見に行ったが、未熟個体や残骸ばかりでまともに結実しているものが見つからない。

ito70323a.jpg
やっとのことで一体だけみつけて持ち帰る。

ito70323b.jpg
子座の色は真っ黒でイトヒキらしいが、形のほうは宇治市で見つけたタイワンアリタケらしきものと大きな違いはない。

ito70323c.jpg
後に検鏡してみたがあまりいい状態ではなく、子嚢に入った胞子しか見られなかった。胞子の幅からして、前回見たものと違いはないようだ。長岡京産は全てこのタイプなのかもしれない。
続いて以前Aschersonia kawakamiiらしきものが見つかった場所に行ってみた。ツバキコナジラミ生の別種の黄色いAschersoniaはいくらでも見つかったが、A.kawakamiiはなかなか見つからない。

gibe70323.jpg
探しているうちにGibellula(とげ鞭型)が見つかった。このタイプは冬によく見る。他にもいくつか見つけたがどれも古いものだった。

huta70323a.jpg
さらにシャクトリムシハリセンボンを見つけたが、フタイロスカシツブタケにすっかり覆い尽くされている。

huta70323b.jpg
ここまでのものは見たことが無い。
シャクトリムシハリセンボンはもう一体見つけたがこちらは重複寄生を受けていなかった。

Asc_k70323a.jpg

Asc_k70323b.jpg
結局Aschersonia kawakamiiはわずかに二体だけ見つかった。持ち帰って検鏡した。

Asc_k70323c.jpg

分生子
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  1. 2007/03/23(金) 21:42:41|
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タイワンアリタケ?

2007/02/26

久しぶりに宇治市のM谷に行った。以前は自転車で行ったのだが、花粉の季節でもあるし、せっかく行っても疲れ果ててしまっては充分な探索ができないので、電車で行って駅から2km程歩くことにした。

kogo70226a.jpg

kogo70226b.jpg
谷の入口でさっそくクモの卵嚢に付いたコゴメクモタケを見つけた。

川に入って岸の葉裏を見て廻る。今日の目的は葉裏に付くトゲアリ生の虫草だ。夏に来た時に未熟個体を見つけている。イトヒキミジンアリタケに似ているが西山で見かけるものとは少し違うようなので調べてみることにしたのだ。

ari70226c.jpg
しばらく探すと地面近くの葉裏に付いているのがさっそく見つかった。未熟で子嚢果が付いていない。周りを調べるとさらにいくつか見つかったが、いずれも未熟だった。
結局かなりの広範囲を探して20数体見つけたが子嚢果が付いているものは4体だけだった。それだけを持ち帰って検鏡することにした。

tuki70226a.jpg

tuki70226b.jpg
他に見つかったのはハガクレシロツブタケ多数とツキダシハスノミクモタケ2体ぐらい。それにしてもこの冬は出かけるたびにこのツキダシハスノミクモタケを見つけるが、暖冬のせいなのかそれとも元々この時期にでる種類なのだろうか?

ari70226b.jpg

ari70226a.jpg

ito70226b.jpg
持ち帰ったトゲアリ生の虫草を調べてみた。イトヒキに似ているが子嚢果がやや分厚く、茶色味が強い。

ito70226d.jpg
未熟な結実部を見てもイトヒキが黒い皿状なのに対し、今回のものは茶色で分厚い。

ito70226c.jpg
検鏡してみると子嚢胞子は長紡錘形で分裂せず、隔壁によって6つぐらいに分けられる。
これらの特徴から考えるとどうやらタイワンアリタケ Cordyceps unilateralisのようだ。
『台湾の昆虫病原菌図鑑』のCordyceps unilateralisの特徴とも清水図鑑の特徴とも一致する。

ito70219e.jpg

ただ、やっかいなことに、この前保存標本で調べた典型的なイトヒキミジンアリタケも子嚢胞子が同じように分裂せず、6分割なのだ。清水図鑑のデータではイトヒキの子嚢胞子は細い長紡錘形の二次胞子に分裂するはずなのだが・・

この点についてはもっと多くのサンプルを検鏡してみなければ結論は出せない。おそらく、今までイトヒキミジンアリタケと考えられてきたものの中にタイワンアリタケがかなり混じっているのではないだろうか?
  1. 2007/03/03(土) 21:17:02|
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