アリノミジンツブタケ3

2006/09/15

しばらく更新していなかったが全く出かけなかったわけではない。10日には0沢さんやK山さん御夫妻、T村さんらと舞鶴方面に日帰りで出かけたのだが、大雨にたたられてさんざんだった。収穫もここで発表する程のものはなかった。13日には京都市内に出たついでに東山をちょっと見てみたが、ツクツクホウシタケニ体とクマゼミ生のセミノハリセンボン一体だけだった。
今日はK川へ。アブの卵生のトルビエラを見にアブ谷に行ったのだがもう終わってしまったらしく見られなかった。他にいくつか収穫はあったが、アリノミジンツブタケのことを書く。アブ谷の奥の雑木林を調べていて久しぶりにイトヒキミジンアリタケを見つけた。イトヒキは数年前までは何千体も出ていて探す必要もないぐらいだったが、最近めっきり少なくなってしまったのだ。ここでは数十体見つけたが、いずれも古いもので子嚢果ができているものはわずかしかない。それも光が届かないような位置に付いていて、おまけに急斜面でまともに撮影できるものが一つもない。というわけで画像は無い。そのうちいくつかに重複寄生のアリノミジンツブタケが付いていたので持ち帰ることにした。

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現場でも撮影したが、何が何だかわからない写真になってしまった。

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持ち帰って撮影してもまだよくわからない。

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子嚢果。円盤状のものはイトヒキミジンアリタケの古い子嚢果。

子嚢果をつぶして検鏡してみたが、時期が遅いようで子嚢も胞子も確認できない。

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5、6個目にやっと子嚢を確認できた。

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メルツァー液を使うとややはっきり子嚢胞子が見えた。

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前に見たフタイロスカシツブタケのものと全く同じように見える。(上がアリノミジンツブタケ、下がフタイロスカシツブタケ。)

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二次胞子に分裂して丸くなるようだがこれも同じだ。

どうやら或ひとつの重複寄生菌がいろいろな寄主に付いて、寄主ごとにそれぞれ別の名で呼ばれているようだ。先日コブガタアリタケに重複寄生する裸生のトルビエラが見つかったそうだが、ネットに出た画像などから判断してこれも同じ種類のように思える。






  1. 2006/09/16(土) 01:50:13|
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