大発生その後

2006/07/07

ヒメクチキタンポタケの大発生を発見してから二週間になる。この日誌を読んだO沢さんから見てみたいという連絡が入ったので、ちょっと確認に行った。24日に某きのこ会が入っているのでかなり減っているはずだが、下生えの草やシダを掻き分けるといくらでもみつかる。マユダマタケの重複寄生を受けて白くなっているものも多いが、やはり軽く三桁はあるだろう。他にクモタケツブノセミタケも多い。

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中にツブノセミタケにしては繊細過ぎるようなものがあったので掘ってみるとキマワリの幼虫が出てきた。どうやらクチキムシツブタケのようだ。この種はK寺では普通コメツキムシの幼虫に付くのだが、キマワリの異常発生で寄主違い寄生をしたのだろう。近くを探すとさらにいくつかみつかった。

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草を掻き分けて調べているうちに数ミリ程の赤っぽい小さな虫草らしきものを見つけたが、うっかりギロチンしてしまった。あわてて周りを調べ直すと同じような小さな虫草が5、6体みつかった。寄主はイモムシのようだが、鱗翅目か甲虫目かさえわからない。何体か持ち帰って調べることにした。

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小型のサナギタケのような形だが、ヒメサナギタケともホソエノコベニムシタケとも違う印象だ。

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検鏡してみるとなんと子嚢胞子がヌンチャクのような形をしている。この形の子嚢胞子は見覚えがある。以前N内さんに教えてもらったのだが、ハチの繭から生えるサナギタケに似た不明種がこのヌンチャク型のはずだ。この種なら近くで見たこともあるので出ていても不思議ではないが、寄主の違いが気になる。
  1. 2006/07/08(土) 10:43:58|
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