雨上がり

2006/05/20

今週はずっと雨続きで全然出かけられなかった。今日も朝から降っていて半ばあきらめかけていたが、11時ごろには上がったので出かけることにした。K川へ。まず生き残ったクサナギヒメタンポタケを見に行った。

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かぶせておいた落葉はなくなっていたがクサナギは無事で、すっかり完熟して黄褐色になっていた。

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改めて周囲を調べると下のほうに別の一体がみつかった。まだ未熟のようで白い着衣をかぶった状態だ。前に見た時はまだ出ていなかったのかもしれない。他にサナギタケも3体見つかった。

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本流の方を調べることにして、川に降りて調べた。雨が降り続いていたせいでものすごく増水している。川岸を調べたが収穫はなく、山道に戻ろうと斜面を登っている時にシャクトリムシハリセンボンが目に入った。かなりの大型だがまだ出始めたばかりの未熟個体だ。寄主のシャクトリムシもやわらかくぶよぶよしている。この春に感染したものだろう。この種は一年重見られるが、冬や春先に見られるものは胞子を出し終わった干涸びた残骸にすぎない。夏、秋が完熟期になる。おそらく葉や枝の上で出芽した菌糸の状態で冬越しし、春になって動き出すシャクトリムシを待ち伏せする形で感染するのだろう。この種がみつかるのが常に一体づつなのは、シャクトリムシが感染してから発病し死亡するまでにいくらかのタイムラグがあるせいではないかと考えられる。

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シュイロクチキタンポタケの坪にも行ってみたが、さすがにまだ早過ぎた。途中でサナギタケをいくつかみつけた。

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帰りに足元を見るとなんとオオセミタケが出ていた。まわりは広葉樹林で特にオオセミタケが出そうな場所ではない。近くに杉林があり、今日も調べたのだがツブノセミタケが一体見つかっただけだった。同じ種類なのに場所によって発生環境が違うのはどういうわけなのだろう。

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オオセミタケCordyceps heteropoda 寄主はひぐらしの若虫
  1. 2006/05/20(土) 17:45:08|
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