コナジラミ

2006/04/07

K川へ。またまたハナヤスリタケの坪を見に行った。新しいものは出ていない。タンポタケのほうは今が盛りのようで、あちこちで見かけた。それに比べてハナヤスリタケはここ一ケ所だけだ。この広い山で一ケ所しか出ないということはないと思い、少し範囲を拡げて辺りの林を念入りに調べてみることにした。
タンポタケが生えている場所には寄主のツチダンゴがあるはずなので、タンポタケを目印にしてその周辺を集中的に調べた。

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かなり進んだところでやっとハナヤスリタケを一本見つけた。辺りを調べると大小とり混ぜて10本ほどが次々に見つかった。数本持ち帰ることにして掘ってみたが、落葉の堆積が深く細い木の根が縦横に走っていて非常に掘り辛い。寄主は思い掛けない横っちょにあったりしてハナヤスリタケの細いヒゲ根をかなり切ってしまった。

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いつも見かける青黒いものの他に黄褐色のものも見つかったが、帰ってから検鏡してみると胞子などは特に変わらなかった。結局新しく見つかったのはこの一ケ所だけだったが、もっと範囲を拡げればさらにたくさん見つかるだろうという希望が持てた。

その後、川に降りて川沿いの斜面を調べたが、目新しいものは見つからなかった。

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仕方が無いので葉裏を調べてみると、すぐに小さなAschersoniaが見つかった。最近この手の虫生菌の寄主に関心を持っているので早速見てみると黒い点のようなものがある。

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ルーペで見るとコナジラミの蛹殻のようだ。多分アオキコナジラミだろう。今迄見過ごしてきたが、辺りの木の葉裏にかなりの率でついている。

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アオキ以外の木も調べてみたが、数種類の木から同じようなコナジラミがみつかった。大きさも形も同じで全てアオキコナジラミのようだ。

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ツバキの葉裏には前に見つけたツバキコナジラミがついていた。こちらのほうがひとまわり大きく、つやがある。

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ツバキからもAschersoniaが見つかった。アオキのものと同じくA. aleyrodisのようだ。寄主は大きさから見てツバキコナジラミだろう。あまり寄主を選ばない種と見える。

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コナジラミを調べているうちに不完全型のガヤドリタケの仲間を見つけた。よく見かけるものとは少しシンネマの形が違っているが、持ち帰って検鏡してみると古くなっているのか胞子は見えなかった。
  1. 2006/04/11(火) 22:17:21|
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