その後のガヤドリ

2005/10/25

先週はグループ展の準備で一度も虫草探しに行けなかった。もう個展まで間がないので、当分は長時間の探索行は無理になる。このブログもあまり更新できないだろう。今回も以前見つけていたものの確認だけだ。

K川へ。ずっと観察を続けているガヤドリナガミツブタケがどうなったかを見に行った。

gayadori3.jpg
前回見たのが9月27日だからほぼ一ヶ月になるが、ほとんど変化は見られない。まだこれから成長するような感じなのだが、もしかしたらこのまま冬越しするのかもしれない。このまま観察を継続することにし、検鏡用にストローマを一本だけ切り取って持ち帰る。

その後シュイロクチキタンポタケを見に行った。この種は梅雨明け頃に発生した後一旦姿を消し、10月頃からまた新しいものが出てくるのだが、今年はやや少ない。出ている物も小さくて貧弱だ。

syuiro10.jpg
いっしょに白い未熟なストローマがいくつか出ていたが、これはここで何度かみかけた不明種だ。前回調べた時には出ていなかったので、秋になってから新しく出たものだろう。多分このまま冬越しし、来年結実するのだろう。

syuiro11.jpg
白いカビのようなものがついたシュイロクチキタンポタケがあったので持ち帰る。

持ち帰ったガヤドリの子嚢果を検鏡した。子嚢と子嚢胞子を確認できたが、二次胞子はかなり大きさにばらつきがあるようだ。

gayadori3b.jpg
子嚢

gayadori3c.jpg
子嚢胞子

シュイロクチキタンポタケについていた白いカビのようなものも検鏡してみたがよくわからない。一応画像だけ貼っておく。

syuiro11b.jpg

  1. 2005/10/26(水) 09:25:54|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

クモのカビ

2005/10/12

つづき
他にもクモ生虫草がいくつか見つかったが、既出のものばかりなので省く。

kumox1.jpg
白い菌糸に覆われたコガネグモの仲間があった。Beauveriaかと思ったが、なかなか形がいいので持ち帰る。

kumox2.jpg
後で検鏡してみると全然違っていた。何だろう?

humekumo5.jpg
もう一体、変わった色のものがあったのでこれも持ち帰る。何種類かの菌がついているようだ。

humekumo5b.jpg
まず白い部分を検鏡した。お馴染みの重複寄生菌だ。

humekumo5c.jpg
次に青っぽい部分。アオカビの仲間?

その次は灰色の部分だが、ここを針でほじくっていると完全型の子嚢殻がでてきた。大きさや形から判断してトルビエラクモタケの成れの果てだったようだ。

humekumo5d.jpg
見慣れぬ菌が絡まっている。分生子形成細胞に小歯状突起がいくつも出ており、ここにブドウのように分生子が付くようだ。これも何だかわからない。
  1. 2005/10/14(金) 21:23:07|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

ツキダシハスノミクモタケ

2005/10/12

K川へ。久しぶりにいい天気だ。ハガクレ谷を調べる。クモ生虫草はほとんどが重複寄生菌にやられて緑がかった灰色になって萎びている。たまに黴びていない未熟個体が見つかるが、ほとんど柄が長く伸びているツキダシハスノミクモタケだ。

tukidasi1.jpg
かなり進んだところで完熟個体をみつけた。やや古くなっているようだ。持ち帰る。その他クモ生のものをいくつか持ち帰った。クモ虫草のシーズンもそろそろ終わりのようだ。

tukidasi3.jpg
ツキダシハスノミクモタケCordyceps pseudonelumboides

tukidasi4.jpg
結実部

tukidasi5.jpg
検鏡してみた。子嚢果がずいぶん大きい。

tukidasi6.jpg

子嚢は見られたがカビの影響を受けているのか少し萎びた感じだ。二次胞子は子嚢の中にあるもの以外ははっきりと確認できなかった。
  1. 2005/10/13(木) 22:16:22|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
次のページ