アカツブのトルビエラ

2005/09/12

K川へ。アブの卵に発生する虫草のその後をを調べにアブ谷に行く。間を置き過ぎたようで、前回結実していたものは全て重複寄生菌にやられていた。今年はもう無理かもしれない。
他には細かい収穫がいくつかあったが、特筆すべきは二年前に見つけた朱色のツブのトルビエラ型の不明種に再会したことだろう。

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アオキの葉裏についていた黄色っぽい紡錘形の何かの表面に朱色のつぶつぶがたくさんついている。

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寄主はよくわからないが、大きさと形からしてアブの蛹かもしれない。ペチャンコになっていて、中央部だけわずかに膨らんでいる。

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寄主の表面はまばらな菌糸で被われており、その上に子嚢果が裸生でついている。

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持ち帰って検鏡してみた。

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水でマウントすると自然に子嚢を吐き出す。

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子嚢は短くてちょっと変わった形だ。
  1. 2005/09/13(火) 19:53:26|
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ツクツクホウシタケ

2005/09/05

大阪に行く用事があって午ごろに出かけたがすぐにかたづいたので、帰りに少し回り道をして西京区の某神社を覗いてみた。
三重県でツクツクホウシタケが出ているという情報があったので見てみることにしたのだ。こういう情報は東日本のものではあまり役に立たない。
台風の影響で朝から雨が降り続いているが傘をさしたまま調べた。

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去年出ていた場所の近くに一体出ていた。もっとあったのかもしれないいが、雨が振っているのと祭礼の準備か何かでごった返しているのとで落ち着いて調べる気になれない。さっさと写真を撮って、さっさと掘って引き上げた。

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ツクツクホウシタケPaecilomyces cicadae

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寄主はツクツクホウシではなくアブラゼミのようだ。ツクツクホウシタケは全国的に普通種とされているが、京都市周辺ではほとんど見かけない。

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分生子

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  1. 2005/09/06(火) 10:22:51|
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セミノハリセンボン

2005/09/04

阪急電車の駅前からバスで帰宅しようとして、もう一歩のところで乗り遅れた。次のバスまで30分あるので近くのN神社を覗いてみた。
毎年セミノハリセンボンが出る場所を調べる。セミの屍骸がたくさんころがっているが、ほとんどは蟻に喰われてバラバラになっている。ちゃんとした形を保っているものをよく見ると、たいていはセミノハリセンボンに感染している。
やや未熟っぽかったがいくつか拾ってきた。クマゼミの屍骸もたくさんあるが、セミノハリセンボンがついているのは全てアブラゼミだ。
緑色の菌に感染しているものが一体見つかったので、これも持ち帰った。

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セミノハリセンボン Isaria takamizusanensis

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分生子柄の拡大

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分生子

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さて、緑色の菌に感染しているセミだが、以前ムカデについていた黒きゅう病菌(Metarhizium anisopliae var. anisopliae)かと思っていたら違っていた。

N_c1.jpg
検鏡してみると分生子が大小2種類ある。
どうやらNomuraea cylindrosporaという種類のようだ。

N_c2.jpg
フィアライド
  1. 2005/09/05(月) 23:42:07|
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