クモ谷2

2005/08/15

つづき

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Gibellulaを一体見つけた。よく図鑑等にギベルラタケとして載っているGibellula aranearumのようだが、この流域では比較的少ないタイプだ。

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分生子柄はかなり長くて曲がりくねっている。

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先端部の形はよく見かけるGibellula pulchraと変わらない。
分生子はやや長い楕円形。

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かなり奥まで進んだところで見慣れないTorrubiella属のクモ虫草を見つけた。全体に淡黄褐色でGibellula pulchraと思われる薄紫色のGibellulaを伴っている。

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一見ハトミネクモタケに似ているが孔口の色が黄褐色だし(ハトミネは淡赤紫褐色)
子嚢胞子の大きさも違うようなので別種と考えたほうがいいだろう。図鑑にもいくつか似たような種類はあるが、どれもぴったりしない。

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検鏡結果はこの谷でもときどき見かける(この日も見つけた)黄色の不明クモ虫草に似ているが色はそれほどあざやかな黄色ではない。

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Gibellulaのほうも検鏡してみたが、分生子柄は中くらいの長さで曲がっていない。

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分生子はやや短い楕円形。Gibellula pulchraのようだ。また不明のものが増えてしまった。

この日は他にもコゴメクモタケ、トルビエラクモタケ、クモノエツキツブタケなどいくつかのクモ虫草をみつけた。
  1. 2005/08/17(水) 09:41:20|
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クモ谷1

2005/08/15

K川へ。お盆休みのせいか捕虫網を持った親子連れが目立つ。一ヶ月振りにクモ谷へ。さすがにこの谷には人はこない。他の谷と違って川沿いに道がついていないので、川の中を進むしかない。水が深くて水中を進めず、崖を登って大回りをしなければならない箇所もある。前に行った時には大雨の後で水量が多く、入口付近しか調べられなかった。

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その辺りの葉裏には前回みられなかった極小のGibellulaが多数付いている。
前回行けなかった辺りに入るとさすがにクモ虫草の種類も数も多くなる。例年並かやや少ないといったところか?

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木に止まったままBeauveria bassianaに冒されたひぐらしをみつけた。

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一つの大岩にハナサナギタケが20以上も付いているのに出会った。常に細かい水しぶきで湿っているような場所だ。

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あるアオキの葉裏に変な虫草のようなものを見つけたが、ルーペで見るとよく見かけるゴミ背負い虫がAkanthomyces novoguineensisを漁っているところだった。クサカゲロウの仲間の幼虫で、葉の上にあるいろんな物を集めて背中にくっつける習性がある。今回のもちぎれたA. novoguineensisのシンネマをすでにいくつかくっつけている。

A_n1.jpg
A. novoguineensisも非常に多い。

A_n2.jpg
分生子とフィアライド

  1. 2005/08/17(水) 08:46:08|
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