アブ谷

2005/08/03

K川へ。そろそろアブの卵から出るトルビエラ型の虫草が出る時期なので、アブ谷を調べてみた。相変わらずクモ虫草は少ないが、不完全型のAkanthomyces novoguineensisだけは多数出ていた。他にもカイガラムシやアブラムシ生の不完全型の虫草が結構出ている。

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目的のナガレアブ(ハマダラナガレアブ?)の卵塊はたくさん見つかったし産卵現場もたくさん見られたが、まだ早過ぎるのか虫草が出ているものは一つも見つからない。ただ、薄く菌糸が被さっているものはいくつか見つけたので、二週間もすれば出てくるのではないかと思われる。

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少し黴びたような感じの卵塊が付いた葉を持ち帰ったが、よく見ると小さな子嚢果ができ始めている。

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他にアブラムシ生の不完全型の虫草を持ち帰って検鏡してみたが、よくクモに寄生しているPaecilomyces属の不明虫草と同じもののようだ。広い範囲の寄主に寄生する菌のようだ。
  1. 2005/08/04(木) 10:25:06|
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黄金色のセミタケ

2005/08/02

グループ展の案内状用の写真を現像して届けるため、久しぶりに京都市の中心部に出た。用事を済ませた後、セミ生虫草の坪がある某有名神社(もちろん虫草で有名なわけではない。)に立ち寄った。
ここは過去に4種類のセミ生虫草が出ているが、特に黄金色のシロマキセミタケはここだけで見られる種類だ。
いつも今頃出ている植込みを見てみたが、地面が乾ききっていてとても虫草が出る雰囲気ではない。今年も去年と同じくはずれ年のようだ。

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いつも出る場所とは少し離れた植込みわきの石の横から黄色っぽいものがのぞいている。よく見ると頭部がなくなっているが、確かに例のセミ虫草だ。ここだけやや湿っているので出て来たのだろうが、人通りの多い場所なのでだれかに踏まれたのだろう。掘り出してみたが、石の下に入り込んでいるためなかなか掘り出せず、寄主の頭のところでギロチンしてしまった。古くなってグスグスになっていたせいかもしれない。

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頭部が折れていても子嚢果はいくつかついているようなので、持ち帰って検鏡した。

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子嚢果をほじくり出して見たが、残念ながら過熟のようで子嚢も二次胞子も確認できなかった。発芽した状態の二次胞子と思われるものが詰まっていた。

  1. 2005/08/04(木) 09:57:25|
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