アリ、アリ、アリ

2005/04/11

K川へ。三重県ではオオセミタケが出ているということなので、目標をそれと決めて道沿いの斜面を調べることにする。今まで何回か見つけているが全て別の場所だし、どの場所も一回きりでその後出たことはない。

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調べるうちにヒメクチキタンポタケを見つけた。かなり伸びて来ているが、先端はまだふくらんでいない。

結局オオセミは見つからず、目標をアリタケ(マルミアリタケ)に変えて近くの倒木群を調べることにする。ここは冬でもアリタケが見つかる所だが、今年はまだ調べていない。

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予想通りいくつか見つかったが、未熟なものが多い。いちばん大きなものを持ち帰って追培することにする。

イトヒキミジンアリタケの胞子がなかなかみられないので、また少し持って帰ることにする。前回、K川ではアリノミジンツブタケが見られないと書いたが、さっそく改めねばならなくなった。今日の最初の一体がそれだったのだ。ないと思い込んでいたため、ていねいに調べなかっただけかもしれない。或いは別の季節ならもっと見つかるのかも。

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重複寄生がもう一種類見つかった。マユダマタケだ。これもイトヒキに寄生しているようだ。

  1. 2005/04/11(月) 18:59:29|
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桜満開

2005/04/09

暖かくなってきたが、花粉のせいであまり出かける気になれない。久しぶりにK寺に行く。桜はちょうど見ごろで観光客も多いが、さっさと通り過ぎて裏の山林へ。

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タンポタケはそろそろ終わりかけで、白い胞子を吐き出しているものが多い。ヌメリタンポタケも数本残っていた。両者は混じって生えている。乾燥しているのでなんとか見分けが付くが、濡れていればどちらかわからないだろう。

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オイラセクチキムシタケはまだたくさん見つかるが、全く結実していないもの、ようやく子嚢果ができ始めたもの、完熟しているものとばらばらだ。早いものは12月に結実しているのだから、完熟時期に相当な幅のある種のようだ。

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アリノミジンツブタケをいくつか見つけた。K川のほうではイトヒキミジンアリタケがたくさん出ているが、こちらではほとんど見かけない。あっても古い個体で、大半はアリノミジンツブタケの二次寄生を受けている。イトヒキは数年前の冬に大発生した時にはほとんどの木に数個体が付いていたものだが、その後極端に減少した。K川のほうでは毎年安定して多数出ているのはどういうわけだろう。K川ではアリノミジンツブタケを見たことが無い。

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子嚢果の拡大。検鏡したがからっぽだった。
  1. 2005/04/09(土) 14:37:46|
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コロモコメツキムシタケを探して

2005/04/1

K川へ。昨日で狩猟や工事は終わっているはずなので安心してでかけた。今日の目的はコロモコメツキムシタケだ。この種が完熟するのは5月から6月なのだが、その頃には地面と同じような色になってしまって見つけにくいのだ。未熟な時は薄紫色で見つけやすい。昨年は3月中頃に4~5cmになっていたので、今頃はもう出ているはずだ。昨年出ていた辺りを探すがみつからない。そのうち萎れたきのこの残骸のようなものをみつけたので周りの土を掻き分けると、繭のようなものが出て来た。ルーペで見ると子嚢果がつている。サナギタケの仲間のようだが見たことない種類だ。持ち帰って調べることにする。
さらに進んで前回菌生虫草をみつけた場所に行く。工事が終わって道が広くなっている。斜面を削って拡げたのだが、この辺りの斜面にもサナギタケなどが出ていたのだ。それよりも車が通れるぐらい広くなってしまったことが問題だ。数年後にはこの辺りの虫草は激減するかもしれない。ハナヤスリタケはあれから新しく出たのは1本だけのようで、タンポタケもあまり出ていない。2月21日に来た時に菌がまわっていそうなコメツキムシの幼虫の死骸を埋めたところを見てみたが何も出ていない。勘がはずれたかな?と思いつつ掘り返してみると幼虫が出て来た。見るとやはり虫草が出ている。

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いろいろな状況から考えて、やはりコロモコメツキムシタケだろう。本来なら土の中にあるはずなので、この状態のコロモコメツキムシタケを見る機会はまず無いだろう。写真を撮ってから埋め戻す。二週間もすればかなり伸びているだろう。

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持ち帰った不明虫草はかなり傷んでいた。あの辺りはサナギタケがたくさん出る場所なので、傷んだサナギタケの可能性も考えたが、あの辺りで繭から出たサナギタケは見たことがない。時季も早すぎる。何より見かけが違う。

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見かけはトサカイモムシタケに似ているが、斜埋生ではないのでこれも違う。検鏡してみたが、古過ぎるようで、子嚢果はからっぽだった。

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子嚢殻の大きさはサナギタケより遥かに小さい。(左がサナギタケ)
  1. 2005/04/01(金) 18:14:43|
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