ジムシーの坪その後

2018/06/28

ジムシヤドリタケの坪へ。前回本命の種類以外に未熟なものがいくつか見つかっていたので、その後の様子を見に行った。
まず、前回帰り道で見つけた未熟なクモ生種。ギベルラだと思っていたが、そうではなく、ハスノミクモタケの未熟個体だった。2体みつかったが、両方ともそうだった。
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Hevansia nelumboides
Host: Spider. Place: Kyoto. 28 Jun. 2018.


4月8日に見つけていたガヤドリはその後あまり変化が無かったが、今回わずかに子嚢殻が出来始めているようだった。
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Akanthomyces tuberculatus groupe
Host:Adult of Lepidoptera Place: Kyoto. 28 Jun. 2018.


ハリタケ型不明種はあまり変化が無かったが、前回は写真を撮っていないので撮影した。近くにもう一体みつかった。
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“humei180628a.jpg"
Ophiocordyceps sp.
Host: Larva of Lepidoptera? Place: Kyoto. 28 Jun. 2018.


坪に着いてから、まず前回みつけていたツブノセミタケを探す。osoさんからクチキムシツブタケではないかという疑問が出ていたので、確認するためだ。久しぶりにこの種を掘ってみたが、やはり長い。掘り始めてすぐにツブノセミタケだということはわかったが、いちおう宿主が出るまで掘ることにした。地下部はそれほど長くはなかったが、ほぼ真っ直ぐだったのでかなりの深さまで掘らなければならなかった。撮影後、埋め戻した。近くにもう一体出ていたが、こちらは子嚢殻が出来かけていた。
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Perennicordyceps prolifica
Host: nymph of cicada Place: Kyoto. 28 Jun. 2018.


さてジムシヤドリタケだが、ほとんどが完熟しており、一部は過熟になりかけていた。前回何らかの重複寄生菌にやられたのか白くなっているものが何本か見られたが、今回確認するとやはりコメツキヤドリシロツブタケの子嚢殻ができていた。
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Ophiocordyceps superficialis
Host: Larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 16 Jun. 2018.

  1. 2018/07/05(木) 16:29:29|
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ジムシー祭り

2018/06/16

ジムシヤドリタケのその後を見るために京都市へ。今回はSNSで交流のあるosoさんを坪に案内することになった。同じくアメジストの詐欺師さんも合流して三人で出発。
タイワンアリタケやガヤドリの仲間を観察しつつ目的の坪に到着。ジムシヤドリタケをざっと見てから周囲を調べた。
マルミアリタケは毎回みつかるのだが、今回も一体みつかった。
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Ophiocordyceps formicarum
Host: Ant. Place:Kyoto. 16 Jun. 2018.


オオセミタケはほぼ終わっていたが、シロサンゴタケの重複寄生を受けたものがいくつも見られた。
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“sirosa180616c.jpg"
Polycephalomyces formosus
Host: Ophiocordyceps heteropoda (Nymph of cicada) Place:Kyoto. 16 Jun. 2018.


ジムシヤドリタケを本格的に調べる前にアメジストさんが見つけたヌンチャククモタケを撮影。なかなか綺麗な個体で、熟度も充分のようだ。
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“nun180616b.jpg"

“nun180616c.jpg"
Torrubiella sp.
Host: Spider. Place:Kyoto. 16 Jun. 2018.


前回来てから三週間たっているのでジムシヤドリタケもほぼ完熟。数もかなり増えているようで、三人で探したおかげもあり、30体ほどが見つかった。それ以外に同じ宿主に寄生していると思われる重複寄生のシロサンゴタケも10体以上みつかり、一昨年並みの良好な発生となった。私は掘らなかったが、他の二人は掘ったので、osoさんが作った断面を撮らせてもらった。
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“jim180616b.jpg"

“jim180616c.jpg"
Ophiocordyceps superficialis
Host: Larva of Coleoptera. Place:Kyoto. 16 Jun. 2018.


他にもハリタケ型不明種やランノウアカツブタケ、ハナヤスリタケ、ギベルラ型の未熟なクモ虫草などが見つかった。虫草以外のきのこにもかなりの稀種の発見があり、収穫の多い1日だった。
  1. 2018/06/27(水) 14:51:56|
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そろそろシーズンかな?

2018/06/07、11

いよいよ梅雨入りしたらしい。少し前から近所の寺や神社でクモタケを探しているが、まだ出ていない。

7日はK川へ。まず、ハゴロモ生虫草を見に行ったが、なくなっていた。数日前の大雨で流されたようだ。目印に挿しておいた木の枝は残っていたので、その少し下の落ち葉を一枚ずつめくって調べると、ようやく見つかった。順調に伸びているようだ。
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Ophiocordyceps sp.
Host:nymph of planthopper Place:Nagaokakyo. 07 Jun. 2018.


その後、本流ダム湖上流のカメムシタケの坪にも行ってみたが、出たばかりの小さなものが3体みつかった。
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Ophiocordyceps nutans
Host: Stink bug Place:Nagaokakyo. 07 Jun. 2018.


その他にはツブノセミタケが一体みつかった。
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Perennicordyceps prolifica
Host: Nymph of cicada. Place:Nagaokakyo. 07 Jun. 2018.


11日は少し離れた神社に自転車で行ってみた。参道の側溝に出始めたばかりのクモタケが顔を出していた。
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Purpureocillium atypicolum
Host: Spider. Place:Kyoto. 11 Jun. 2018.


奥の森林を探索。ここは昔はテッポウムシタケなど様々な種類が出たものだが、今はほとんど虫草を見かけない。この日も小さなクモタケ一体を見つけただけだったが、ふと一本の朽ちた切り株を見ると白い針金のようなものがあった。どうやら虫草のようだ。巻いた葉の中に幼虫らしきものが見える。
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Ophiocordyceps sp.
Host: Larva of Lepidoptera. Place:Kyoto. 11 Jun. 2018.

これは持ち帰って追培養することにした。湿らせたティッシュをいれたプラスティック容器に放り込んでおいたが、いつの間にか結実していた。23日に撮影
巻いている葉を取り除いてみると幼虫が出てきたが、腹脚があるところから蛾の幼虫と判断した。ハマキガの仲間だろう。ハマキムシイトハリタケと思われるが、この種は図鑑では甲虫の幼虫生となっている。しかし実際に見つかるものは蛾の幼虫生ばかりなので、宿主の同定ミスが疑われる。
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Ophiocordyceps sp.
Host: Larva of Lepidoptera. Place:Kyoto. 23 Jun. 2018.

尚、最初に書いたハゴロモ生虫草については残念なお知らせをしなければならない。翌週の14日に見に行ってみるとまたしても消失していたのだ。今回は目印に挿した枝さえもなくなっており、あたり一面の地面がかき乱されていた。どうやらイノシシの仕業のようだ。
  1. 2018/06/26(火) 15:56:58|
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